村のボクシング大会です
しかし、今回の大会は、少しこれまでと違います
なんと、今回の大会で優勝すると、
世界チャンピョンに挑戦出来ます」
今回のボクシング大会は、
世界チャンピオンに挑戦出来るという事で、
ヨッキーはもちろん、ツッキーや
ゴリさん、キングもかなり気合を入れて臨んでいました
ヨッキーも順調に試合を勝利を重ね
世界チャンピオンまで
あと、2試合と言う所まで来ました
「さぁ、次の試合は、
前回ツッキー選手と同時優勝を決めた
ヨッキー選手です
すでに、ツッキー選手は、
準決勝を勝ち上がり、
この試合で勝った方が
ツッキー選手と世界挑戦権をかけて戦う事になります」
「頑張れ!ヨッキー」
「今度は単独優勝だ!」
「そのヨッキーに挑戦するのは、
なんと、今回の大会に初挑戦の
アルマジロのアルマ選手です
なんと、このアルマ選手ですが、
ボクシング界では、かなりの実績の持ち主で
世界ランク3位という強敵です
今回、この大会で優勝すると、
世界チャンピオンに挑戦できるという事で
大会に参加してくれました
これは、この準決勝でかなり面白い試合になると思います
それでは、試合を始めます」
カーン!
ゴングが鳴りました
最初に攻撃したのは、ヨッキーでした
ヨッキーのストレートパンチがアルマ選手を襲います
しかし、クリーンヒットしたはずなのに、
アルマ選手には全然ダメージを受けていません
「残念だったね
オイラには、普通の攻撃は効かないよ
今のチャンピョンとも闘った事があったけど
最後の最後まで闘って惜しくも判定負けしちゃったけど
オイラは、それまでKO負けはした事無いんだぜ
お前に、オイラをノックアウト出来るかな?」
その言葉通り、
ヨッキーのパンチが確実にヒットしても
アルマ選手には全然効果が無い感じでした
そのまま、ドンドンラウンドは進んで行って
とうとう、最終ラウンドになってしまいました
最終ラウンドまで、
ヨッキーも大きなダメージは受けていませんが、
攻撃をするのに疲れてしまい
足がフラフラになってしまいました
そこを、見逃さず、アルマ選手のパンチがヒットして
ヨッキーは倒れてしまいました
「ダウン!
ワン! ツー! スリー!・・・・」
レフリーのカウントが進んで行きます
「クソッ!
足がもたついて倒れてしまった
相手のパンチ自体のダメージは無いけど
体力を消耗していたから、立ち上がるのが辛いなぁ~」
ヨッキーは、足がフラフラしてなかなか立ち上がる事が出来ません
すると、突然、大きな声が聞こえて来ました
「ヨッキー頑張れ!
決勝で、僕ともう一度戦うって約束したじゃないか!」
なんと、ライバルのツッキー君が応援してくれていました
「うん!
分かっているよ
きっと、この試合に勝て
ツッキー君と試合をするからね!」
そういいながら、ヨッキーは無事に立ち上がる事が出来ました
でも、立ち上がったまでは良かったんですが、
このまま、相手をダウンさせないと
判定になってしまうと
ヨッキーの負けは確実です
しかし、相手のアルマ選手は、
まだ、鉄壁のガードをしていて
このままでは倒すことが出来そうにありません
すると、今度は別の所から声が聞こえて来ました
「相手のアゴを狙うんじゃ!
アゴを打つと、衝撃が脳みそに達して、
たった1発のパンチでもたおせるぞ!」
ヨッキーは、その言葉を信じて、
アルマ選手のアゴだけを狙いに行きました
アルマ選手は、よほど自分のガードに自信があるのか、
「オイラにも聞こえたよ
アゴを狙って来るんだね
避けてもいいけど、残り時間も無いし
このまま君のパンチを受けてあげるよ」
その言葉通り、
ヨッキーのパンチは見事にアルマ選手のアゴにヒットしましたが、
全然倒れる気配がありませんでした
「何で倒れないんだ!」
「無駄だよ
そんなストレートパンチで倒れるような鍛え方はしてないんだよ
残り時間もあと30秒くらいになったね
あそこにいる、ツッキーってヤツも倒して、
オイラが、君達の分まで戦って世界チャンピオンになってあげるよ」
何度もパンチをアゴに向けて打つ
ヨッキーでしたが、
無情にも時間だけが過ぎて行きました
「残り15秒だね
やっぱり、無理だったんだよ」
アルマ選手は、既に勝ち誇っていました
「アッパーカットじゃ!」
また、あの声の持ち主が大きな声で叫びました
その声に応えるように、
ヨッキーは、最後の力を振り絞り
アッパーカットのパンチを繰り出しました
見事、アルマ選手に命中しましたが、
やっぱり、効き目が無いように見えました
しかし、
「アレ? アレ?
何か? 足がフラフラする」
バタン!
なんと、アルマ選手はダウンしてしまいました
「何で?
全然、ダメージは受けてないのに・・・」
今度は、アルマ選手に向けてレフリーのカウントが始まります
「ワン! ツー!・・・・
エイト! ナイン! テン!
勝者! ヨッキー選手!」
なんと、最後までアルマ選手は立ち上がる事が出来ずに
ヨッキーが試合に勝ってしまいました
「何で?最後のパンチだけ効いたんだろう?」
ヨッキーは不思議でなりません
「その訳を教えてやろう」
なんと、そこに居たのは、
時々ヨッキーやツッキーの前に現れる
おじいさんでした
「倒れた理由は、
縦のパンチだったからだよ
これまで、単純に正面からパンチを打って来て
アルマ選手も、そのパンチには慣れていたんじゃ
そこに、急に縦のパンチのアッパーカットを打って
脳みそを縦に揺らしたので、
軽い脳震盪になって、アルマ選手は立てなくなったんじゃ」
「なるほど、そんな効果的なパンチだったんですね
しかし、おじいさんは何者なんですか?」
しかし、その質問の前から、
会場中がザワザワし始めていました
「おい!
あのじいさん、もしかして?」
「世界的に有名なあの人じゃない?」
「会場のボクシングファンは気が付いたみたいじゃのう
わしは、前の世界チャンピオンを育てたトレーナーじゃ」
「えっ!
そんな凄い人なんですね
良かったら、僕にボクシングを教えてください!」
「わしは、もう年寄りじゃ、
あんまり、キツイ仕事はしたく無いんじゃが、
まぁ、お前さんが世界チャンピオンになる手伝いくらいはしてやってもいいぞ」
「それじゃ、OKなんですね!
ヤッター!
イテテテッ」
「どうした?
さっきの試合では、あんまりパンチを受けてないはずじゃが、
もしかして!
お前さん、手を見せてみろ!」
ヨッキーは、おじいさんに手を見せました
「やっぱり、
手を骨折している
アルマ選手の硬いガードを思いっきり叩いていたからじゃな
お前さん、今日はもう試合をしてはいかん!」
「えっ、まだ、ツッキー君と約束した決勝戦が待っているのに
それに、優勝しないと、世界チャンピオンにも成れないんじゃ・・・」
「バカモン!
ここで無理をしたら、
一生、ボクシングが出来ない体になるぞ
悔しいかもしれんが、
今回は諦めろ」
「ヨッキー、今回は諦めよう」
いつの間にか、隣に来ていたツッキーが話しかけました
「今日、このまま戦って僕が勝っても
けが人相手じゃ、威張れないからね
それに、僕と戦う場所なら、
僕が世界チャンピオンになった後で
君が挑戦してくれば良いよ
「うん
分かった
僕もツッキー君と戦うなら、万全の状態で戦いたいもんね
今回は、諦めるけど、
きっと、世界チャンピオンになって待っていてね」
「今回の世界チャンピオンの挑戦は
僕に任せてくれ!
きっと、世界の頂点で君の挑戦を待っているよ」
2人が今度会うときは、
世界戦のリングの上という事を約束して
この日のボクシング大会は幕を下ろしました・・・
「でも、ツッキー君の応援には行くからね」
お前に、オイラをノックアウト出来るかな?」
その言葉通り、
ヨッキーのパンチが確実にヒットしても
アルマ選手には全然効果が無い感じでした
そのまま、ドンドンラウンドは進んで行って
とうとう、最終ラウンドになってしまいました
最終ラウンドまで、
ヨッキーも大きなダメージは受けていませんが、
攻撃をするのに疲れてしまい
足がフラフラになってしまいました
そこを、見逃さず、アルマ選手のパンチがヒットして
ヨッキーは倒れてしまいました
「ダウン!
ワン! ツー! スリー!・・・・」
レフリーのカウントが進んで行きます
「クソッ!
足がもたついて倒れてしまった
相手のパンチ自体のダメージは無いけど
体力を消耗していたから、立ち上がるのが辛いなぁ~」
ヨッキーは、足がフラフラしてなかなか立ち上がる事が出来ません
すると、突然、大きな声が聞こえて来ました
「ヨッキー頑張れ!
決勝で、僕ともう一度戦うって約束したじゃないか!」
なんと、ライバルのツッキー君が応援してくれていました
「うん!
分かっているよ
きっと、この試合に勝て
ツッキー君と試合をするからね!」
そういいながら、ヨッキーは無事に立ち上がる事が出来ました
でも、立ち上がったまでは良かったんですが、
このまま、相手をダウンさせないと
判定になってしまうと
ヨッキーの負けは確実です
しかし、相手のアルマ選手は、
まだ、鉄壁のガードをしていて
このままでは倒すことが出来そうにありません
すると、今度は別の所から声が聞こえて来ました
「相手のアゴを狙うんじゃ!
アゴを打つと、衝撃が脳みそに達して、
たった1発のパンチでもたおせるぞ!」
ヨッキーは、その言葉を信じて、
アルマ選手のアゴだけを狙いに行きました
アルマ選手は、よほど自分のガードに自信があるのか、
「オイラにも聞こえたよ
アゴを狙って来るんだね
避けてもいいけど、残り時間も無いし
このまま君のパンチを受けてあげるよ」
その言葉通り、
ヨッキーのパンチは見事にアルマ選手のアゴにヒットしましたが、
全然倒れる気配がありませんでした
「何で倒れないんだ!」
「無駄だよ
そんなストレートパンチで倒れるような鍛え方はしてないんだよ
残り時間もあと30秒くらいになったね
あそこにいる、ツッキーってヤツも倒して、
オイラが、君達の分まで戦って世界チャンピオンになってあげるよ」
何度もパンチをアゴに向けて打つ
ヨッキーでしたが、
無情にも時間だけが過ぎて行きました
「残り15秒だね
やっぱり、無理だったんだよ」
アルマ選手は、既に勝ち誇っていました
「アッパーカットじゃ!」
また、あの声の持ち主が大きな声で叫びました
その声に応えるように、
ヨッキーは、最後の力を振り絞り
アッパーカットのパンチを繰り出しました
見事、アルマ選手に命中しましたが、
やっぱり、効き目が無いように見えました
しかし、
「アレ? アレ?
何か? 足がフラフラする」
バタン!
なんと、アルマ選手はダウンしてしまいました
「何で?
全然、ダメージは受けてないのに・・・」
今度は、アルマ選手に向けてレフリーのカウントが始まります
「ワン! ツー!・・・・
エイト! ナイン! テン!
勝者! ヨッキー選手!」
なんと、最後までアルマ選手は立ち上がる事が出来ずに
ヨッキーが試合に勝ってしまいました
「何で?最後のパンチだけ効いたんだろう?」
ヨッキーは不思議でなりません
「その訳を教えてやろう」
なんと、そこに居たのは、
時々ヨッキーやツッキーの前に現れる
おじいさんでした
「倒れた理由は、
縦のパンチだったからだよ
これまで、単純に正面からパンチを打って来て
アルマ選手も、そのパンチには慣れていたんじゃ
そこに、急に縦のパンチのアッパーカットを打って
脳みそを縦に揺らしたので、
軽い脳震盪になって、アルマ選手は立てなくなったんじゃ」
「なるほど、そんな効果的なパンチだったんですね
しかし、おじいさんは何者なんですか?」
しかし、その質問の前から、
会場中がザワザワし始めていました
「おい!
あのじいさん、もしかして?」
「世界的に有名なあの人じゃない?」
「会場のボクシングファンは気が付いたみたいじゃのう
わしは、前の世界チャンピオンを育てたトレーナーじゃ」
「えっ!
そんな凄い人なんですね
良かったら、僕にボクシングを教えてください!」
「わしは、もう年寄りじゃ、
あんまり、キツイ仕事はしたく無いんじゃが、
まぁ、お前さんが世界チャンピオンになる手伝いくらいはしてやってもいいぞ」
「それじゃ、OKなんですね!
ヤッター!
イテテテッ」
「どうした?
さっきの試合では、あんまりパンチを受けてないはずじゃが、
もしかして!
お前さん、手を見せてみろ!」
ヨッキーは、おじいさんに手を見せました
「やっぱり、
手を骨折している
アルマ選手の硬いガードを思いっきり叩いていたからじゃな
お前さん、今日はもう試合をしてはいかん!」
「えっ、まだ、ツッキー君と約束した決勝戦が待っているのに
それに、優勝しないと、世界チャンピオンにも成れないんじゃ・・・」
「バカモン!
ここで無理をしたら、
一生、ボクシングが出来ない体になるぞ
悔しいかもしれんが、
今回は諦めろ」
「ヨッキー、今回は諦めよう」
いつの間にか、隣に来ていたツッキーが話しかけました
「今日、このまま戦って僕が勝っても
けが人相手じゃ、威張れないからね
それに、僕と戦う場所なら、
僕が世界チャンピオンになった後で
君が挑戦してくれば良いよ
「うん
分かった
僕もツッキー君と戦うなら、万全の状態で戦いたいもんね
今回は、諦めるけど、
きっと、世界チャンピオンになって待っていてね」
「今回の世界チャンピオンの挑戦は
僕に任せてくれ!
きっと、世界の頂点で君の挑戦を待っているよ」
2人が今度会うときは、
世界戦のリングの上という事を約束して
この日のボクシング大会は幕を下ろしました・・・
「でも、ツッキー君の応援には行くからね」
こんばんわ
返信削除ヨッキー物語書いてくれてありがとうございます。
ヨッキーの骨折は残念ですね。
早速、イラスト書いちゃいましょう(o^^o)
イラストありがとうございます
削除早速、ブログに貼りましたよ(笑)
ガブリエルさん、こんにちは。
返信削除また2回チャレンジしてコメント無理でした(^^ゞ
ファンブログしっかりせんかーいって感じです(笑)
コメントエラーになるのが一番嫌ですよね
この文章だけでも面白いけど、勘太さんの絵を
アップしたらもっと面白くなりますね^^
やっぱり、勘太さんのイラストが入ると
削除ブログが引き締まりますよね(笑)
しかし、ファンブログはもうダメかもしれませんね
こんにちは。
返信削除いつも、コメント有難う御座います。
勘太さんのイラストを見てから、
こちらを読ませていただきました。
今回も、面白いかったです。
アルマ選手は、完全に引き立て役になってしまいましたが、
再登場を希望です。
ツッキー君とヨッキー君の友情には感動しました。
次の対戦が楽しみです。
おじいさんは、以前書いて通り、すごい方だったのですね。
今後の、ヨッキー君とおじいさんの活躍が楽しみです。
アルマ選手、良かったですか?
削除一応、この回限りだったんですが、
もしかすると、リクエストに答えて、登場させるかもしれません(笑)
こんにちは♪
返信削除最後、感動しますね (〃'▽'〃)
素敵な物語を、楽しませて頂き、ありがとうございますo(*⌒O⌒)b
ツッキー君とヨッキー君には感動です!
ヨッキー君とツッキー君は、素晴らしいライバル関係ですよね
削除時には敵だったり、時には親友だったり、
この2人がいるから、小説が面白くなってますよね(笑)
ガブリエルさん おはようございます。
返信削除初めてコメント失礼いたします。
神聖な面持ちになれるブログですね。
「フランダースの犬」想いだします。
世界チャンピオンに挑戦するヨッキーには
「ロッキー」、そして「ポパイ」が・・・
浮かんできます。(笑
ヨッキーくんとツッキーくんの
挑戦物語を通して元気をもらえます☆
人生もワン、ツー、パンチ!
ときに、アッパーカットで乗り越えたいですね!!
こんにちは
返信削除初めてコメント失礼いたします。
神聖な面持ちを感じるブログですね。
「フランダースの犬」 想い出します。
ヨッキーくんとツッキーくんの挑戦物語からは
「ロッキー」を・・・
そして「ポパイ」が浮かんできます(笑
元気をもらえます☆
人生も・・・
ワン、ツー、パンチ!
ときに、アッパーカットで乗り越えたいですね!!