今年最後の怪盗Rさんの話は、
音楽の都編です
事前に、ブロ友の勘太さんにイラストを頼んでいたので、
ある程度、どんな内容か分かると思います(笑)
あと、前回の話でフランスに行った怪盗R一味なんですが、
話の都合上、イタリアのヴェネチアから始まります
それに、怪盗R・捕まえ隊も一緒にイタリアに来ているので、
それを前提に読んでください(笑)
この作品はフィクションです。
実在の人物、団体、事件などにはいっさい
関係ありません
「また、Rさん悩んでいる見たいだね
この間のティラミスの効果は無かったのかな?
所で、いったい何を悩んでいるんだろうね」
「それがね
年明けにピアノのリサイタルがあるらしいけど
その時に発表する曲が出来ないらしいの」
「そうなんだ
手伝ってあげたいけど
音楽の事は全然わからないからなぁ~
あっそうだ!
せっかくヨーロッパに居るんだから
音楽の都に行くと良いアイデアが出るかもしれないね
Rさん!
今からオーストリアに行きませんか?」
「オーストラリア?
今、私は忙しいのよ
コアラとか見ている暇なんてないの」
「いや
それは、オーストラリアでしょ
僕が言っているのは、
オーストリアですよ
あの、少年合唱団で有名な」
「えっ!
あっ!
オーストリアね
も、もちろん分かっていたわよ
私はピアノの先生なのよ
当然、オースト・・・リア?
は知っているわよ
冗談でコアラって言ったんじゃ無い」
「そうですよね
それで、どうします?
オーストリアに行きますか?」
「そうね
そろそろ、ヴェネチアの運河も見飽きたし
別の場所に移動したらアイデアも出るかもしれないかもね
それじゃぁ
全員、オーストラリアに出発よ」
「だから、オーストリアですよRさん!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一方、Rさんを捕まえようとしている
隊長のワタやんさん率いる捕まえ隊も
怪盗Rを追ってヴェネチアに来ていました
「隊長!
大変です」
「何だ!
いったいどうしたんだ
しかし、本場で飲むワインは美味しいなぁ~
ついつい飲み過ぎちゃうなぁ~」
「隊長!
ワインを飲んでる場合じゃ無いですよ
怪盗Rに動きがありました」
「なんだって!」
「怪盗R一味は、オーストリアに向かっているみたいです」
「なに!
あの、オペラハウスやブーメランで有名なオーストラリアか!」
「いや、隊長
そこじゃないですよ
それに、このやり取りはしつこくなるのでもういいです」
「そうだね
それじゃぁ
隊員全員に招集をかけろ!
アイタタタ」
「隊長!
大丈夫ですか?」
「う~ん
ちょっと飲み過ぎで頭が痛い
怪盗Rを追いかけるのは
二日酔いが治ってからにしよう」
「え~っ!
隊長、しっかりしてくださいよ~」
そんなやり取りが行われる中
「さぁ、
ウィーンに着いたわね」
「Rさん、早速お菓子を探しに行きますか?」
「私は辞めておくわ
全然曲が出来ないの
しばらくは、徹夜しなきゃね
あっ!
あなた達は、観光して来ても良いのよ
その時に、私のお菓子を買って来てね」
「え~っ
Rさん一緒に行かないんですか?
仕方ない、何か作曲が上手になる様なお菓子を探して来よう」
Rさん一味は、Rさんの為に
ウィーンの街を探索して
ついでに、お菓子も探すことにしました
「このお菓子、美味しそうじゃない?
「いや、こっちの方がRさんが喜びそうだよ」
ようやく、納得の行くお菓子を買った
「Rさん
買って来ましたよ
これを食べて作曲頑張ってくださいね」
ウィーン名物の
ザッハトルテですよ
このホテルザッハの料理人が考えたと言われる
美味しい、チョコレートのケーキですよ」
ウィーン名物の
ザッハトルテですよ
このホテルザッハの料理人が考えたと言われる
美味しい、チョコレートのケーキですよ」
お菓子を食べたRさんは、
急に作曲のイメージが湧いて来ました
「せっかく、曲のイメージが湧いて来たけど
実際にピアノを弾いてみないと
きちんと作曲出来たか分からないわね
ちょっとガブ!
今からピアノを弾ける場所を探して!」
「え~っ!
今からですか~
しかも、こんなウィーンの街でピアノを弾ける所なんて無いですよ」
「うるさ~い!
グダグダ言ってないで
早く探して来なさい
曲のイメージが崩れちゃうでしょ」
「はっ、はい!
あっ!そうだ!
教会に行ったらピアノが置いてあるはずですよね
近くにある教会に聞いて来ます」
ガブリエルが近くの教会に訳を話すと
ピアノを貸してくれる事になりました
「これで、曲の制作が出来るわね
集中したいから、誰も近づかないようにしてね」
しばらくすると、
「わぁ~、ステキな音色だね
そうだ!
yumeさんお願いがあるんですけど」
「何ですか?
ガブさん」
えっと、ごちょごちょごちょ
「それは、ステキなアイデアですね
それじゃぁ早速
マジカソーニョ!」
その頃、ようやく二日酔いが治ったワタやん隊長率いる
捕まえ隊はようやくウィーンの街に到着しました
「やっと着きましたね
まったく、隊長しっかりしてくださいよ
これからは、あんまり飲みすぎないでくださいよ」
「あ~っ、分かった、分かった
その頃、ようやく二日酔いが治ったワタやん隊長率いる
捕まえ隊はようやくウィーンの街に到着しました
「やっと着きましたね
まったく、隊長しっかりしてくださいよ
これからは、あんまり飲みすぎないでくださいよ」
「あ~っ、分かった、分かった
それより、怪盗Rについて先に着いていた隊員からの報告はまだか!」
「隊長!
現在怪盗Rは、教会でピアノを弾いているみたいです」
「なに!
あの聞こえてくる曲がそうなのか」
「隊長!
現在怪盗Rは、教会でピアノを弾いているみたいです」
「なに!
あの聞こえてくる曲がそうなのか」
じつは、yumeさんが魔法を唱えると
なんと、Rさんのピアノの音が大きくなって
ウィーンの街中に響き渡っていました
「何だろうこの曲は?
心温まるステキな曲だね」
「うわぁ~
なんだかハッピーになれる曲だね」
ウィーンの町の市民はその曲に聞き惚れていました
「隊長!
怪盗Rは、ピアノを弾いている以外は、
何の被害も出てないみたいです
「なにを言っているんだ!
大変な物を盗まれてしまったみたいだな」
「えっ?
何ですかそれは」
「このウィーンの街を見てみろ!
ピアノの演奏によって、
ウィーン市民の心が怪盗Rに盗まれてしまったみたいだ」
「何だろうこの曲は?
心温まるステキな曲だね」
「うわぁ~
なんだかハッピーになれる曲だね」
ウィーンの町の市民はその曲に聞き惚れていました
「隊長!
怪盗Rは、ピアノを弾いている以外は、
何の被害も出てないみたいです
「なにを言っているんだ!
大変な物を盗まれてしまったみたいだな」
「えっ?
何ですかそれは」
「このウィーンの街を見てみろ!
ピアノの演奏によって、
ウィーン市民の心が怪盗Rに盗まれてしまったみたいだ」
ウィーン (トリップアドバイザー提供)
それから、しばらくは、ウィーンの街では
怪盗Rさんの曲で盛り上がったそうです
おわり
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いかがだったでしょうか
怪盗Rさんのウィーン編
気が付かれた方もいるかもしれませんが、
最後のワタやんさんのセリフは、
ルパン三世のカリオストロの城の銭形警部のセリフをイメージしてみました
かっこよかったので、
そこで終わってみましたが、
実は、話のオチとして別の事を考えていました
ここからは、そちらの別オチの話です
~~~~~~~~~~~~~~~~~
後日談
「こら~!待て~」
「うわぁ~
ごめんなさい
もうしません
ごめんなさい」
「どうしたの?
何でRさんがガブさんを怒っているの?」
「それがね
今回のピアノの曲は、
年明けコンサートで初披露するはずだったんだけど
ウィーン市民が全員聞いてしまって
また、初披露用の曲を作らなくならなくなったって」
「なるほど、だから怒っているんだね」
「うわぁ~
ごめんさ~い!」
おわり
Rさんがいれば話はいくらでも出来るので
返信削除羨ましいな・・・。私もイラスト入りで無ければ
サクサク物語できそうだけど・・・。
しばいつんさん
削除自分はイラストが描ける方が羨ましいです
今回は、先に勘太さんに描いてもらいましたが、
やっぱり、イラストがある方が話が引き締まって見える気がします
素敵な街で、本場の美味しそうなチョコレートケーキを頂くと...
返信削除Rさんのピアノの才能は、抜群に発揮できそうですよね*(^o^)/*
イラストからも素敵な♪メロディーが響きわたっているテクニックが上手いですね♪
yumeの魔法で...
結局、Rさん市民の心を盗んだなんて...素敵で夢がありますね(〃'▽'〃)
...意外とオチのお話も面白い(=^・^=)
今回はキレイ系で締めですね...♪とっても心穏やかに楽しめましたよ(笑
また、この続編も期待してますね~☆
yumeさん
削除そうなんです、yumeさんの魔法のおかげで
ガブが怒られてしまいました(笑)
また、来年も面白い話が書けるように頑張りますね
オチがいいわ〜
返信削除いつもだけど笑
教会で弾いてみたいわ♪
ピアノもいいけど出来たら
パイプオルガンで
弾けないけど笑
りょうちゃん
りょうちゃんさん
削除オチが良いってどっちのオチですか?
やっぱり、Rさんらしい怒るほうですかね(笑)
イラストみたいに教会で優雅に引けると良いですよね
もちろん後の方よ笑
削除やっぱり、怒るほうですね(笑)
削除こんばんは。
返信削除今回は、いつもとちょっと違って、
面白い展開ですね。
ルパン三世は、気づきましたよ。
狙ってやるとは、すごいですね。
ランスロットさん
削除ルパン三世の部分は、最初は狙ってないんですよ
怒られるほうのオチを考えていたんですが、
怪盗Rさんなので、最後に心を盗んだほうが良いなって思って
市民の心を盗ませました
すると、あのセリフが浮んだので、このオチになったんです(笑)
やっぱルパンでしたか~。
返信削除ザッハトルテも初めて食べたときは感動したな~。
小学生の時はザッハトルテしか食べなかったっけ。
今思えば、あんな洋酒臭いケーキを、
小学生が食べてたなんて、なんか変・・・。
とは言え、うちの娘も好きなんですけど。
Rさん、作曲がんばって~。
心姫さん
削除やっぱり、西洋のケーキって子供の頃に食べても魅力的ですよね
まぁ、アルコールは飛ばしてあると思いますが、
洋酒の匂いがきついですよね
娘さんが好きなのは、遺伝ですかね(笑)
楽しい怪盗Rさんの物語
返信削除ありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。
勘太さん
削除こちらこそステキなイラストありがとうございました
来年も無理を言うかもしれませがよろしくお願いします