Rさんとお年玉

さて、2018年最初の怪盗Rさんのお話です

今回は、お正月って事で
お年玉を題材に書いてみました

では、早速どうぞ！

この作品はフィクションです。

実在の人物、団体、事件などにはいっさい

関係ありません

今日はお正月という事で

Rさんの家には多くのお客さんが訪れていました

「Rさん、あけましておめでとうございます

今年ももよろしくお願いします」

「みんなおめでとう！

それじゃ、みんなにお年玉をあげるわね」

Rさんは

訪れたお客さんに

次から次へとお年玉を渡して行きました

そして、助手のガブの番になりました

「Rさん！

今年もよろしくお願いしますね」

「ガブ！

今年はいつも以上の活躍をお願いね

期待しているわよ」

そう言うと

Rさんはガブにポチ袋を渡しました

ガブに渡されたポチ袋は

なんと！

他の人の倍以上の厚さがありました

「Rさん！

こんなに貰って良いんですか？

わぁ〜

嬉しいなぁ〜

中身を見ても良いですか？」

そう言ってガブがポチ袋を開けると

……

……

……

中には

お金は一切入ってなくて

「ティラミス」「パンナコッタ」「ジェラート・・・」

お菓子の名前が書かれたカードが入っていました

「Rさん、これはいったい何ですか？」

「今年、買って来て貰いたいお菓子の一覧よ

だから、期待しているわよ

って言ったじゃない」

「えっ？

僕のお年玉は？

お金が全然入ってないですけど？」

「なに言ってるの？

昨年のガブの働きにお年玉なんてあげれないわよ！

むしろ私が貰いたいくらいだわ！」

「そ、そんなぁ〜

あっ！

このお菓子を買う為のお金も入ってないじゃないですか？

その為のお金は貰えるんですよね？」

「あら？

私が貰いたいって言ったばかりじゃないの

そうだわ！

そのお菓子を買うお金がガブから
私へのお年玉って事にしましょう！

改めて、今年もよろしくね」

新年早々

Rさんの我儘に振り回されたガブでした

今年もRさんの周りでは色んな事が起こりそうですね（笑）

おわり

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2018年、最初のRさんのお話はいかがでしたか？

最近、書くペースが遅れていますが

今年も怪盗Rさんシリーズをよろしくお願いします