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2019/06/07

ピアノの音色(その11)

今日もピアノの音色の続きです

今回は、ブロ友の「yumeさん」のアイデアを頂きました
つい先日、アイデアを貰って
すぐに話に使うなんて
どれだけ適当に書いているのか分かってしまいますね(笑)

それでは、早速
第11話の開始です


教会探し1日目は
ほぼ何の手がかりもないまま終わってしまった

エリザの案内で
ローマ市内にある
有名な教会をチェックしたり
トレビの泉など有名な観光名所の近くにある教会など
色々と探して周ったが
どの教会もいまいちピンと来るものが無かった

まだ、1日目と言う事もあって
多少、がっかりはしたけど
初めからそんなに簡単に見つかるとは思ってなかったので
気持ちを切り替えて
きっと見つかるはずだ!
と自分に言い聞かせて2日目を迎えた

2日目は、エリザが午前中は学校があると言う事で
私、一人での教会捜しになった

ローマの街を一人で教会を捜して周るのは
まだ不安があったので
何か別の方法で探す事にした

観光案内所で教会について聞こうと思ったのだが
探している教会の手がかりがほとんど無いので
今の状況で観光案内所に行っても相手にされない可能性があった

すると、エリザの提案で調べ物をするなら
図書館が良いんじゃない
と素晴らしいアイデアを貰ったので
図書館の場所を教えてもらい
ヨーロッパで最初の公共の図書館と言われている
アンジェリカ図書館へと向かった

アンジェリカ図書館は
見た目では図書館と分からない建物で
普通のホテルなどの入り口みたいな感じで
本当に、この中に本が置いてあるの?と思ったが
中に入ると
膨大な量の本が壁一面に並べてあった

もともと、
中世時代に
教会でラテン語の聖書の作成を行っていたのが発祥とされていて
その過程で多くの本を集めていた修道士が本を寄贈して
アンジェリカ図書館が出来たそうだ
教会を探している私としてはうってつけの図書館だった

ただ、当然だが
ほとんどの本はイタリア語で書いてあるために
私は何が書かれているのかさっぱりだった
「Chiesa」(キエーザ)という
イタリア語で教会を意味する単語だけを目的に本を探して
その本に載っている写真などで調べる事にした

目に付いた「Chiesa」の文字をみつけたら
とりあえず、中を覗いてみて
写真やイラストがあればそれを眺めるという
かなり無茶な教会捜しが始まった

こんな探し方で
20万冊もあると言われている蔵書の中から
目的の教会を見つける事が出来るわけがなく
アッと言う間に時間が過ぎてしまった

午後からは学校が終わったエリザがまた手伝ってくれると言う事で
図書館での教会捜しは諦めて
街の中の目に付いた教会を手当たり次第に捜す方法に切り替えた

しかし、図書館で探したり歩いて周ったりと
初日とは違う方法でも目的の教会は見つからずに
2日目過ぎてしまった

つづく

4 件のコメント:

  1. 「アンジェリカ図書館」
    なんてロマンチックな響き!♪
    イタリア語の分厚い古い本達でしょうねぇ
    素敵過ぎ~♪
    読む方はこんなところにもわくわく♪

    レナ頑張れ!!

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    1. 蓮見さん
      アンジェリカ図書館は、
      映画「天使と悪魔」の撮影地としても使われたそうです
      かなり豪華絢爛な図書館なので
      一度ネットで検索してみてください驚きますよ(笑)

      この話が終わったら
      色々と出て来た場所などを紹介できたら良いな
      って考えてます

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  2. あっという間に11話なんですね〜♪
    図書館も 沢山ありすぎて 時間が…ですね(笑)
    街中で ピアノが見つけられるといいですね〜

    ピアノの音色が外れている理由も
    また、楽しみです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

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    1. yumeさん
      せっかくのyumeさんのアイデアでしたが
      イタリア語が読めないとなかなかヒントを探すのが難しかったみたいです(笑)
      ピアノの音色って題名なのに
      あまりピアノは出てこないですね(笑)

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