イタリア偉人伝（アルトゥージ）

昨日に続いてイタリア偉人伝です
と言うのも
昨日のマルケージさんを調べていると
マルケージさんとは別に
「イタリア料理の父」という人物がいるそうです

その方は
ペッレグリーノ・アルトゥージという方です


1820年に中部イタリアの
エミリアロマーニャ州で生まれました
実家は大きな商人の家で
兄弟が12人もいる大家族だったんですが
家に盗賊団が入ってしまい
全財産がなくなり仕方なくフィレンツェに移り住む事になったそうです

（盗賊団は義賊って事で
お金持ちを中心に盗みを働く集団だったみたいです）

フィレンツェに移り住んでからは
絹商人として働き出して成功を収めるんですが
趣味として文学と料理の研究も始めます

そして、
1891年にイタリアで一番売れた料理本を発売します
その本がイタリアの全ての地域の料理をまとめた本です

今もそうですが
イタリアは地域によってかなり料理が変わって来ます
南イタリアはオリーブオイルを使う料理が多いのに対して
北イタリアはバターを使ったり
北は、生パスタが多いけど
南に行くと乾燥パスタが多かったりと
地域ごとに特徴があるんですよね

日本でも北海道と九州では全然違いますもんね（笑）

そんな地域ごとの料理を約20年で調べて
一冊の本にしたそうです

今、考えるとイタリア料理を一冊にまとめた本なんて
誰でも買いそうな気がしますが
実際は、
全然売れなかったそうです（笑）

そもそも、出版社からも断られて自費出版だったそうですよ
しかし、口コミで広がったのか
徐々に売れて行き
現在ではイタリアで一番売れた料理本にまでなったそうです

アルトゥージさんの最後は
1911年に当時イタリアで流行した
コレラにかかり病死してしまったそうです

最後は残念な亡くなりかたでしたが
アルトゥージさんの功績は
現在まで続いていて
「イタリア料理の父」と呼ばれる様になったそうです

昨日のマルケージさんは
新しいイタリア料理を確立された方でしたが
アルトゥージさんは伝統的なイタリア料理をまとめた方で
偉人と言っても間違いない方々ですよね

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