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2018/07/15

イタリア偉人伝(Gualitero Marchesi)

今回は、昨日紹介した
イタリア料理の巨匠
Gualitero Marchesi
「グアルティエロ・マルケージ」さんについてです

マルケージさんですが
イタリア料理を本格的に勉強とか修行した人は
絶対に名前は知っている
という凄い方です

自分もイタリアのレストランで働いていたので
もちろん、名前は知っています

1930年のミラノ生まれで
実家が家族経営のレストランだったそうです

ただ、第2次世界大戦が起こった事で
ミラノを離れ、スイスで料理修行をして
その後、フランスへと渡り
フランスでも料理を学んだそうです

その後、1977年になると
地元、ミラノでレストランをオープンします
すると、すぐにミシュランガイドで1つ星を獲得して
1985年には
イタリアで初めて最高ランクの3つ星を獲得されます

それまで、イタリア料理といえば
伝統的な家庭で食べられる様な
「マンマの味」って料理が多かったんですが
オシャレなフランス料理にも負けないような
素敵な料理になったのはマルケージさんのおかげですね(笑)

さらに1991年には
イタリア大統領から勲章も授与されています
料理人として勲章を貰うのは
かなり珍しい事だったそうですよ

驚きなのは
2008年になると
ミシュランの星を返上してしまいます

ミシュランの星があるのと無いのでは
お客さんの数がかなり変わって
売り上げにも影響する筈なんですが
返上してしまうなんて驚きですよね

理由としては、ミシュランのガイドブックで不正が行われていて
お金で「星」を買える事が出来てしまうので
星の数には意味が無くなったとか言ったそうです
(あくまで噂なので、本当かどうか分かりません)

ミシュランの星を返上した後は
ミラノ郊外の町に移って
イタリア料理学校を開校したりと
後進の育成を重点に活動されたそうです

残念ながら
2017年12月26日に87歳で他界されました

イタリア料理界において
かなりの功績を残された方で
葬儀には有名な料理人の方々が訪れたそうです

マルケージさんが経営されていたレストランは
ミラノにあるんですが
行った事が無かったんですよね~
今から思えば
何度かミラノに行った時に
食事が出来ればよかったんですけどね
本当に残念です

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2 件のコメント:

  1. イタリア料理がいつまでも家庭の味だけだったら、
    私たちの口には入ってなかったかもしれませんね。
    海外に家庭の味を広めよう、ってならない可能性もあったでしょうから。
    感謝したくなります。

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    返信
    1. 心姫さん
      確かに、家庭料理のままだったら
      今みたいにイタリア料理のお店って無かったかもしれないですね
      あっても数種類のパスタだけとかかもしれないですね
      それを考えるとマルケージさんの功績は大きいですよね

      削除