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2023/02/11

Rさんのバレンタイン 2023

しばらく、物語は書かないとか言っていましたが
あっ!という間に新しい話が完成しました(笑)

と、言うのも
このブログで
ブロ友の心姫さんyumeさんがコメントをくださって
それがきっかけになって
アイデアが出てきたので書いてみました

どんな話なのかは
読んでのお楽しみです(笑)

それでは、どうぞ!
この作品はフィクションです。

実在の人物、団体、事件などにはいっさい
関係ありません

「ちょっと!ガブ!
お菓子を作る専用ののチョコレートを買ってきて欲しいんだけど」

「えっ?
お菓子用のチョコレート?
Rさん、業務用とかだと
量が多すぎて
流石のRさんでも一人じゃ食べきれないですよ~」

「何言ってるの
バレンタインデーのチョコを作るのよ
今年は、私が手作りしてみようと思って」

「Rさんが手作り!
ちゃんと食べれるチョコが完成するのかな?」

「なに、なにか言った?」

「い、いえ
Rさんが手作りなんて珍しいなぁ~と思って
大事な人にあげるんですか?」

「そうよ
私の大事な、大事な
快盗Rのメンバーにあげるのよ
男性も女性も関係なく
全員にあげるつもりなの
まぁ、ついでだからガブにもあげるわよ
ただ、ちょっと悩んでいる事があるのよね」

「悩んでいる事?
何ですか?
チョコがもらえるなら
僕も相談にのりますよ」

「それが、
チョコを溶かして形を変えるだけじゃ寂しいと思って
中に何かを入れたりとか
上にトッピングしたりしたいと思ってるんだけど
なかなか良さそうな材料が思い浮かばないのよ」

「う〜ん
そうですね〜
………
……
そうだ!
マロンはどうですか?
この間、yumeさんとイタリアに行った時に
立派な栗の木があったんですよ
その木の栗を使えば
めちゃくちゃ美味しくなると思いますよ」

「栗、マロンねぇ
そうね!
チョコと栗の相性も良さそうだし
栗を使ったチョコにしましょう
そうと決まれば、イタリアに出発よ!」

と、ガブとRさんは
栗を求めて
イタリアのシチリア島にある
大きな栗の木にやって来ました

ところが、栗の木には
一つも実がなっておらず
下にも落ちていませんでした

「おい!
そこで何をしてるんだ!」

ガブが木の下をウロウロしていると
一人のおじさんがやって来ました

「おやぁ〜
お前は、この間の日本人じゃないか
まだ、この街におったんか
すごいだろぉ~、この栗の木
100頭の馬が雨宿りした伝説があるんだぞ!
とにかく、この木は街の宝物だから
あんまり近くに寄らずに
遠くから眺めるだけにしときな
……
なに?
栗の実を探しに来ただって!
何を言ってるんだ
栗の実が生るのは秋だぞ
この時期に来たってなんにもないに決まってるじゃないか
それとも、日本の栗は今の時期に実をつけるんか?」

そう、
ガブは、大きな栗の木ばかりに目が行ってしまい肝心の実のなる季節の事が頭から抜けていました

結局、栗の実は手に入らず
手ぶらで日本に帰る事になってしまいました

そして、バレンタインデー当日
Rさんが快盗Rのメンバーに配ったチョコレートは
………
……
なんと!
栗を使ったチョコでした

ガブは思わずRさんに詰め寄りました
「え〜っ!
Rさん!栗は手に入らなかったんじゃないんですか?」

「ふふっ
あの時、おじさんがコソッと
私だけに栗の甘露煮をくれたのよ
去年取れた栗を煮込んだ物を
せっかくここまで来たんだから
って言って貰ったのよ」

「なぁんだ、そうだったんですね~
無事にチョコが作れて良かったです
……
……
……
ところで、僕の分のチョコは無いんですか?」

「ガブのチョコは無いわよ
新鮮な栗を使うはずだったんだけど
手に入らなかったから
ガブは来年までお預けね」

「そ、そんなぁ~
僕にも甘露煮で良いんで
チョコを下さいよ〜」

あまりにもガブがうるさいので
Rさんはガブにもチョコをあげましたが
中には何も入っていない
ただのビターチョコでした

ほろ苦い味にガブは涙を流しました……

おわり

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いかがだったでしょうか?
先日の魔法使いyumeさんの話で登場した栗の木を舞台に作ってみました

改めて、コメント欄でアイデアくださった
心姫さんとyumeさんありがとうございました

マロンのお菓子とか
チョコでバレンタインとか
コメントがきっかけになりました


また、何かのきっかけで
新しくアイデアが出てくるかもしれないので
次回の物語を楽しみにしてくださいね~

6 件のコメント:

  1. 確かに、バレンタインの時期だと栗の季節は終わってますね~。
    甘露煮を使ったマロンチョコがどんなのか気になります。
    めっちゃチョコが食べたくなってきました~。

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  2. ガブさん Rさん登場で 面白くなりましたね…♡
    私も甘露煮の入ったチョコ 気をなるなぁ(笑)
    ガブさん 今年は ビターチョコでも
    来年は また楽しみね(。•ᴗ•。)♡

    忙しい中 楽しい物語𝑻𝒉𝒂𝒏𝒌 𝒚𝒐𝒖です♡
    nice バレンタインデー ですね(☆∀☆)
    私も 早いけど 美味しいチョコ貰ったのよ…笑

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  3. 私ももらった~♪
    高校生の子に笑

    来い来いってうるさいから来たけど
    美味しいチョコの話しだったのね
    来て良かったわ~(*^_^*)

    ガブ!もらっただけでもよかったじゃん
    確率的にもらえない方が、ずっと多いんだから

    甘露煮のマロンのチョコ
    う~ん、どんな味なんだろうね

    しかしちゃっかりしてるよね
    手ぶらでは帰らない(笑い)

    しごとしごと~!!

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  4. 心姫さん
    アイデアをもらって栗のお菓子かぁ~
    って考えたんですが
    ほんと、今の時期に木に栗はなってないですもんね(笑)

    甘露煮のチョコは
    頭の中で考えたので
    実際に作るとなるとどうなるか分からないですけどね

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  5. yumeさん
    やっぱり、Rさんがいると盛り上がりますね(笑)
    チョコの味はどうなんでしょうかね?
    まぁ、Rさんが作ったチョコなので
    誰も文句は言わないで食べたと思います(笑)

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  6. Rさん
    忙しい中わざわざありがとうございます
    一生懸命に『来てください、来てください』
    って言ってよかったです(笑)

    確かに、チョコをもらえる確立の方が少ないですもんね
    特にRさんからもらえるなんて奇跡に近いですよね(笑)

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