2026/11/07

ピザにパイナップル?イタリア人にそれを言っちゃダメ

ソフィアです。今日は、イタリア人の私がどうしても黙っていられないニュースについて。

オーストラリアのイタリアンレストランで、イタリア人シェフが解雇されたの。理由のひとつが、パーティー注文で頼まれた「ハム&パイナップル」のピザを作るのを拒否したこと。本人は「自分の文化への侮辱」だって。しかも4年で3回目の拒否だったんですって。

日本の友達にこの話をしたら、きっとこう言うでしょう。「たかがパイナップルくらいで、仕事まで失うなんて」。

でもね、その「たかが」が、イタリア人には通じないの。

イタリア人にとってピザは、ただの食べ物じゃありません。故郷そのもの。ナポリのピザ職人の技はユネスコの無形文化遺産にまでなっているのよ。生地、トマト、モッツァレッラ、その調和が何百年もかけて作られてきた「作品」なの。

そこにパイナップルですよ?甘くて酸っぱい熱帯のフルーツを、焼けたチーズの上に。イタリア人の感覚では、名画に落書きするようなもの。ちなみに「ハワイアン」は1960年代にカナダで生まれたピザで、イタリアの伝統とは何の関係もありません。

だから、シェフの「侮辱だ」という気持ちは、私には痛いほど分かります。私がその厨房に立っていたら、注文を3回は聞き返していたと思う。「本当に?パイナップルを?このピザに?」って。

ただ、最後にイタリア人の先輩として、ひとこと言わせて。

意地は美しいけど、意地で仕事と永住権まで賭けるのは、さすがにやりすぎ。私だったら、もっと上手くやるわ。笑顔で「かしこまりました」と言って、メニューの書き方を工夫するとか、注文が入る前にパイナップルの在庫を「切らして」おくとか……あら、これ以上は企業秘密ね♡

「たかがパイナップル」と「されどパイナップル」。たった一切れのフルーツで見える、食文化の重さの違い。日本のみなさんには、これがイタリア人の「食への意地」というものよ。

― ソフィア


※この記事は、ブログ内の「ソフィアのコーナー」として、Gabriel.の記事とは別の筆者・別の語り口で書かれています。事件の詳しい経緯は、Gabriel.の記事「『ピザにパイナップルは侮辱』イタリア人シェフ解雇騒動、見出しの裏側」をどうぞ。

ピザにパイナップルで解雇!

 「パイナップルピザを作るのを拒否したイタリア人シェフが解雇された」。そんな見出しが世界のメディアを駆け巡りました

日本人からすると、ん?、そんな事で?って

笑い話のようなニュースですが、実際にオーストラリアの労働委員会に持ち込まれた本物の案件らしいです

ただ、実際にはそんな単純な話ではないみたいです

2026/11/06

ボジョレーより3週間早い新酒

 日本では11月の第三木曜日、フランスの新酒であるボジョレー・ヌーヴォーの解禁がすっかりおなじみですよね

でも、イタリアにも新酒があるんです

その名も「ヴィーノ・ノヴェッロ(Vino Novello)」

解禁日は毎年10月30日、ボジョレーより、およそ3週間も早いです

白トリュフ?食べるのは地元の人と、美食家の観光客だけよ

はじめまして、ソフィアです。ローマ出身、28歳。がぶりえるのお手伝いをしているイタリア人ライターです。これからこのブログで、時々「イタリア人から見たイタリア」を本音で書かせてもらいます。よろしくね。

第1回のテーマは、秋の味覚の王様、白トリュフ。

日本では「イタリアの秋といえば白トリュフ!」というイメージが強いみたい。レストランでも「白トリュフ祭り」なんて看板をよく見かけるし、がぶりえるのInstagramでも11月8日に白トリュフの回を出すくらい。

でもね、ここだけの話。普通のイタリア人は、白トリュフなんてめったに食べません。

白トリュフの本場は、北イタリア・ピエモンテ州のアルバ周辺。あれはあの土地のものであって、イタリア全土の食文化じゃないの。ローマで生まれ育った私の実家で、白トリュフが食卓に出たことは一度もありません。だって高いのよ、1キロで何十万円もする世界。食べるのは、地元の人と、特別なレストランのお客さまと、美食家の観光客。つまり「憧れ枠」なのは、日本でもイタリアでも同じなのね。

じゃあ、普通のイタリア人の秋の主役は何かというと、ポルチーニです。市場の八百屋さんに並ぶポルチーニを買ってきて、タリアテッレに絡めたり、リゾットにしたり。こっちが庶民の秋の香り。

白トリュフの香り自体はみんな好きよ。だから家庭では、トリュフオイルみたいな「香りだけ借りる」アイテムが大活躍します。目玉焼きやパスタに数滴垂らすだけで、あら不思議、ちょっと贅沢な気分。これが普通のイタリア人の知恵ね。

私だって白トリュフは大好きよ?でも食べるのは特別な日だけ。だってその方が、ありがたみがあるでしょう♡

次回は、また別の「え、そうなの?」なイタリアの本音をお届けします。お楽しみに。

― ソフィア

※この記事は、ブログ内の「ソフィアのコーナー」として、Gabriel.の記事とは別の筆者・別の語り口で書かれています。

 

2026/11/02

イタリアのハロウィンは3日間!

 ハロウィンといえば10月31日の仮装パーティー

というイメージが強いと思います

でもイタリアでは、10月31日から11月2日までの3日間をひとまとまりで過ごす

ちょっと独特な習慣があります

しかも、意外としんみりした空気もあって、ここが日本のハロウィンとの大きな違いです。

2026/10/23

ルッカ・コミックス&ゲームズ.2026

 イタリアにも、日本のアニメ・漫画・ゲーム好きが熱狂するイベントがあるのをご存知でしょうか

トスカーナ州の城壁都市ルッカで毎年開かれる

ルッカ・コミックス&ゲームズです

2026/10/18

10月4日がイタリアの祝日に!

ちょっと情報が遅くなってしまいましたが、10月4日はイタリアにとってちょっと特別な日でした

実はこの日、今年から正式に国民の祝日になったんです

根拠になっているのは2025年10月8日の法律151号で、同年10月10日に官報に載り、2026年1月1日に施行されました。ということで、2026年がまさに「祝日デビューの年」なんですね

そもそも10月4日って何の日?