前回まで書いていた
アルバのレストランで出張料理人として働いていた時の事で
書き忘れていた旅の様子です(笑)
今回も観光って感じではないんですが
アルバ周辺のカンティーナを廻ったお話です
カンティーナとはワイナリーの事で
カンティーナにも色々あって
家族経営であまり出荷本数が少ない所や
逆に一つの企業として大量生産するカンティーナもあります
それに、同じ名前のワインを作っていても
そのカンティーナごとに味が違ったりします
例えば、アルバ周辺で作られるワインに
「バローロ」という赤ワインがあります
ブドウ品種はネッビオーロというブドウを使わないといけないんですが
熟成の段階で、古い樽を使って熟成させたり
新しい樽を使ったりとそれぞれのワイナリーが工夫をされています
それ以外にも、ブドウを育てる段階でも
間引きをしたりと工夫されています
そんな、それぞれのワインに対する情熱や
工夫が見れるのがカンティーナ巡りです(笑)
で、ワイナリーに行ったキッカケですが
そのアルバのレストランで働いていた時に
毎週の様に一緒に働いていた日本人の方と食べ歩きをしていましたが
さすがに、食べ歩きをするとお金もかかるし
ずっと毎週って訳にはいかないので
食べ歩き以外の事をしよう!
ってなりました
食べ歩き以外だと、観光とかになるんですが
アルバがあるピエモンテ州は
緑が広がるとっても素敵な地域なので
あまり観光する所が無いんですよね
でも、世界的にもワインの産地として有名なんです
せっかく、こんな素敵な地域に住んでいるので
ワイナリーの見学に行こうという事になりました
ただし、ワイナリーは近くにあるんですが
行く為の交通手段が無いんですよね
電車はもちろん、バスなども走ってないので
例によって、レストランのオーナーの奥さんの車を借りて出かけました(笑)
あっ! イタリアでも飲酒運転は交通違反なので
車を運転する方は、飲まない様にしてくださいね
さて、カンティーナ巡りですが、
まず、ガイドブックなどを見て行きたいワイナリーを調べます
出来れば、一度そのワイナリーが作るワインを飲んでみて
「美味しい!」って思ったワイナリーに行くと
話もしやすくて良いと思います
こちらがイタリアを代表するワインのガイドブックです
ガンベロロッソという出版社が発行していて
ワインの美味しさをワイングラスの数で表してあります
中はビッシリと文字が書いてあります(笑)
下の方にグラスの数で美味しさを表してあります
ただ、ガイドブックで見て
評価の高いワインを探すよりは
自分で飲んでみて美味しい!って感じる方が良いと思います(笑)
まぁ、ワインの評価は置いといて
本の上の方にワイナリーの情報が書いてあります
一番上の「La Morra」が町の名前です
カッコの「CN」はCuneo(クーネオ)の略で
クーネオ県にあるラ・モッラ町って意味です
で「Renato Ratti Antiche Cantine」がワイナリーの名前で
その下が住所と電話番号です
あとは、その住所を調べて行けば良いんですが
その住所にも問題があるんですよね(笑)
ワイナリーって町中にある所もありますが
基本的に町の外れとか
町から数キロ離れた所にあります
上で紹介した「Renato Ratti」さんも町から離れていて
部落というか集落の名前を探さないといけません
カーナビとかあれば、住所を入力したら出るかもしれませんが
自分達が借りた車にはカーナビなんて付いてなかったので
事前に地図を見て、ある程度の目星を付けて行きました(笑)
そんな事で大丈夫なの?
って気がしますが
近くまで行くと、カンティーナの看板が出ている所もあるので
あとは、看板通りに進めば無事にたどり着く事が出来るはずです
それに、自分達の場合は、
時間に余裕があったし
ドライブ気分で出かけて
見つける事が出来なくてもいっか!
って事で行ったので(笑)
もし、旅行中にカンティーナ巡りをしようと思っている方は
旅行中は時間が限られていると思うので
事前にきちんと調べて行った方が良いと思います
ちょっと、記事が長くなって来たので
続きはまた次回に持ち越したいと思います
とりあえず、今回はワインのガイドブックの読み方の記事になってしまいましたね(笑)
4 件のコメント:
できれば、公共交通機関で行ける場所にあってほしい。
だって車じゃ飲めないじゃないですか~。
ワイナリーに行ってるのに、ワイン飲めないって拷問・・・。
まだまだ匂いと目だけでワインを楽しめるほど、
修業ができていませんので・・・。
飲めない人を運転手に誘わなくっちゃ
心姫さん
一応、街中にあるカンティーナもあるんですが
収穫してすぐにワインが造れる様に郊外にある事が多いですね
飲んで味わってから吐き出すって試飲のやり方もありますが
やっぱり、勿体無いから飲んじゃいますよね(笑)
ホントですね~心姫さんのおっしゃるとおりです。
ガイドブックをみると2001って書かれてますけど、
Gabriel. さんがイタリアに滞在してたのはそのころなんですね?
まゆみさん
やっぱり、車の運転が気になりますよね(笑)
でも、イタリア人って結構平気で車に乗ってますけどね
ただ、日本人と違うのは、たしなむ程度に飲んでいるので
そこまで重大な飲酒事故は起きてないのかもしれません
コメントを投稿