今回は、本当にひさしぶりの
天使のガブリエルの物語です
調べてみると、約一年間書いて無かったみたいですね(笑)
これまでの話を読んで無い方や
忘れた方の為に少しおさらいをしたいと思います
登場人物は、
天使のガブリエル
おっちょこちょいで、失敗ばっかりしている天使
太郎
イタリアが大好きで留学中の日本人の少年
ふとした事でガブリエルと知り合い、色々手助けをする
アンナ
イタリアの女の子
お金持ちの娘さんで、何故か偉そう(笑)
以上の三人が主な登場人物なんですが、
残念ながら今回は、太郎の出演はありません
ただ、今回の話は新展開に繋がるかもしれない?話です(笑)
今回も話が長くなったので
前編と後編に分けました
もちろん、今日と明日と分けて読んでも
明日になって続けて読まれてもかまいません
それでは、「ガブリエルの冒険(天使の歌声)」です
(何か映画のタイトルにありそうな感じの題名ですね 笑)
この作品はフィクションです。
実在の人物、団体、事件などにはいっさい
関係ありません
ここは、イタリアの中部に位置するボローニャの町です
このボローニャのとあるバールに
深刻な顔で話をしている二人の女の子がいました
「どうしよう、アンナ!
私、もうダメかもしれない」
「ちょ、ちょっと
いったいどうしたのよ?
この前まで、クリスマスイブに教会で
賛美歌を披露するって張り切っていたじゃないの?」
「それが……
急に歌えなくなったの」
「歌えないってどういう事よ!」
「声が、歌声が出ないの
こうやってしゃべる時は何にも問題無いんだけど
いざ、歌おうと思うと声が出なくなるの」
アンナと話をしているのは、親友のセシルです
セシルは、今年のクリスマスイブに教会で賛美歌を披露する大役を受けていました
幼い頃から歌が大好きだったセシルは、
賛美歌を歌う事を楽しみにしてました
しかし、数日前から歌声が出なくなり親友のアンナに相談したのでした
「大丈夫!
きっと精神的な問題で、
美味しい料理を食べたりしたら歌える様になるわよ!
よし、今日は私がご馳走してあげる」
アンナが励ましていると
急に店内の音楽が止まってしまいました
店員さんが、機械をしらべていましたが
「あれっ? おかしいなぁ
どこも調子は悪く無いみたいだし
ニュースとか普通に会話は聴こえけど
音楽だけが流れて来ないなぁ」
それを聞いたアンナは
一つの事を思いつきました
「セシル!
今から教会に行きましょう!」
「えっ?
何言ってるの?
神様に頼んでも無理よ
歌えなくなって毎日お祈りに行っているけど
効果が無いんだから」
「違うわよ!
神様じゃなくて、天使に頼むのよ!
まぁ、あんまり頼り甲斐がないけど
きっと、あいつが何か知っているはずよ!」
セシルは意味が分かりませんでしたが
親友の真剣な表情に納得して付いて行きました
2人が急いで向かったのは
近くの教会でした
「ガブリエル! ガブリエル!
ちょっと聞いてる!
大変な事が起きているから
ちょっと降りて来なさいよ!」
「えっ? アンナ!
天使を呼ぶのにそんな言い方で良いの?」
「大丈夫よ
ガブリエル! 聞こえてるの! ガブリエル!」
すると、パタパタと音がして
天井をすり抜けて一人の天使が降りて来ました
「何だい? アンナ!
オイラ忙しいんだよ!
天界じゃ大変な事になっているんだから」
「その大変な事って
歌声に関係する事じゃないの?」
「どうして知ってるの?」
「私が頼みたい事と一緒だからよ
こっちが私の親友のセシル
セシルの歌声が出なくなってしまったの」
「やっぱり!
神様が言ってた通りなんだね
セシルって言ったね
詳しく話を聞かせてもらえないかな?」
そのセシルですが
天使が降りて来た事にもビックリでしたが
アンナとガブリエルが普通に会話しているのにも驚いていました
名前を呼ばれて我に返ったセシルは
これまで自分に起こった事をガブリエルに説明しました
「あっ! あと
ラジオの音楽番組も聞こえなくなってたわよ!
ガブリエル! ちゃんと説明しなさいよ!」
「ちょっと、アンナは黙っていてよ
セシルさんに話を聞いているんだから
でも、だいたい理由は分かっているんだ」
「分かっているなら
さっさと教えなさいよ!」
「えっ でも……
うーん?
まぁ、いいか!
実は、悪魔の仕業なんだ」
「悪魔!
悪魔って実在するの?
いや、だいたいガブリエルは天使なんだから
悪魔がいてもおかしくは無いのか
で、その悪魔がどうしたのよ」
「悪魔が、クリスマスに全世界で賛美歌を歌われるのを嫌って
世界から音楽を盗んでいるらしいんだ
この問題を解決する為には、
まず悪魔を探して捕まえないといけないんだよ」
ガブリエルが説明していると
天井から別の天使が現れました
「おーい!
ガブリエル! 何やってるんだよ!
悪魔が見つかったよ
ローマにいるみたいだから
捕まえに行かないと!」
「うん、わかった!
じゃ、アンナとセシルさん
そういう事だから
大丈夫! きっとオイラ達が解決してみせるから
家に帰って待ってて!」
そう言ってガブリエルは飛んで行ってしまいました
「天使が居た事もビックリだけど
悪魔の仕業だったなんてほんと驚いたわ
アンナ、ありがとう!
あとは、さっきの天使さんが
解決してくれるのを待つだけしか出来ないわね」
「セシル!
私達もローマに行きましょう!」
「えっ! でも」
「あんな天使に任せて置けないわ
それに、ちゃんとどうなるか結果も知りたいし!」
「あんな天使って……
でも、確かにどうなるか気になるわ
私達も行きましょう ローマへ!」
二人はすぐに電車に飛び乗りローマへ向かいました
つづく
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と、言うことで
今回、新たに「悪魔」が出てきました
果たして、ガブリエル達は、悪魔から歌声を取り戻す事は出来るのでしょうか?
明日の続きをご期待ください(笑)
と、言うことで
今回、新たに「悪魔」が出てきました
果たして、ガブリエル達は、悪魔から歌声を取り戻す事は出来るのでしょうか?
明日の続きをご期待ください(笑)
8 件のコメント:
もう一年も書いてなかったの?
でも他の話をいっぱい書いてたもんね
アンナがRさんにダブっちゃって笑
りょうちゃん
天使さん、クリスマスも近いし...
悪魔から早く歌声を取り戻す事が出来るといいですね~♪
...ローマでどの様にして、取り戻すのか?次も楽しみですよ☆
そう♪~やはり、アンナがRさんにダブっちゃって(笑
今回はアンナが大活躍かな~?
アンナはRさんの親族?
久々の天使のガブリエル君の小説ですね(笑)
太郎君?とかも最初のほういましたね(^^)
今回はボローニャの話ですが、
ボローニャって聞くとボロネーゼが食べたいと思ってしまいます(笑)
りょうちゃんさん
ほんと、何か色々書いていたから一年って感じがしないんですよね(笑)
アンナは、元気な女の子を書きたかったんですが、
何故か、Rさんに似ている女の子になってますよね(笑)
yumeさん
さぁ、続きを書いたので読んでみてくださいね(笑)
Rさんばっかり書いているからかなぁ~
出てくる女の子が全員Rさんみたいになってるかも(笑)
心姫さん
今回は、アンナが主人公になってますね
天使のガブリエルが主人公なのに、
アンナに主人公の座を奪われてますね(笑)
伊達嫁子さん
天使のガブリエルの話は、ひさしぶりに書きました(笑)
本当は、ガブリエルと太郎の話だったんですけどね
女の子を出したくて、アンナを書いたら
何故か主人公より登場するようになりました
ボロネーゼ美味しいですもんね
そういわれると、自分も食べたくなりました(笑)
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