一人旅（フランス・スイス）

さて、ずっと小出しにして来た一人旅ですが（笑）

今回が、アネシー編の最後です

4人でフランスはアネシーを旅して

その帰りに、ジュネーブまで寄り道して

いざ！帰ろうとなった所まで書いていたと思います

それまでは、道を間違えたりと予定外の事もありましたが

とっても楽しい旅でした

が、しかし

最後の最後でどんでん返しが待っていました

ジュネーブを後にして

今度は、道を間違えない様に

注意しながら車で走っていました

すっかり周りは暗くなっていましたが

途中に出て来る案内板を注意深く見て

無事にフランスとイタリアの国境にある

モンブラントンネル周辺までたどり着きました

トンネルの近くまで行くと

それまでスムーズに進んでいた車の流れが

急に車も多くなって渋滞して来ました

そして、

トンネルの入り口がチラッと見える所で

完全に止まってしまいました

最初は、

トンネルを抜ける時に通行料金を払うので

前の車がモタモタしているんだろうなぁ〜

って気楽に考えていたんですが

5分経っても10分経っても

動き出す気配がありませんでした

みんなで、どうしたんだろうねぇ〜

って話をしていたんですが

誰かが、もしかして通行止めじゃ無いの？

って言いました

そうなんです！

モンブラントンネルが点検の為に

たまたま、自分達がフランスに行った夜に行われたんです（笑）

すると、それまで運転していた

Jさんが

高速道路の案内板にフランス語で「ferme」

って書いてあった気がする

もしかして、あれが通行止めの言葉だったのかも！

って言い出しました

もちろん、全員フランス語は分からないのそうなのかな？

って感じですが

イタリア語で似た言葉があるし

実際に通行止めに遭っているので

間違いないんですけどね（笑）

でも、気がついていたら

もっと早めに教えてよ〜って感じですが

まぁ、今更色々言っても仕方がないので

これからどうする？

って会議が行われました

トンネルの上にある

電光掲示板を見ると

「〜6:00」って表示されているので

朝の6時まで通行止めだと思うんですが

現在時刻は夜中の1時頃で

まだまだ、5時間近くあるんですよね

そこで、

別の道を通って帰ろうか？

って話になりました

ただ、道を間違えて

ジュネーブまで行った実績と信頼があるので（笑）

この案は却下されて

結局、車の中で待つ事にしました

季節は、少し暖かくなり始めた

春先頃だったんですが

モンブランはヨーロッパアルプスの最高峰

トンネルは中腹にありますが

それでも、夜中はめちゃくちゃ寒いです

なので、車のエアコンは付けてないといけないんですが

ずっと付けていると

ガソリンの心配もあるし

時々、エンジンを点けたり切ったりと

ほぼ、眠れない5時間を過ごしました

6時になると

トンネルの交通規制も解除されて

無事に通過出来て

イタリアに帰り着く事が出来ました

その後は、仕事もあるので

レンタカー屋さんが開くのを待って

朝一番で車を返して

家に戻りました

少しだけ、家でのんびりしましたが

すぐに仕事に行くと

シェフは、隣の家に住んでいるので

夜に帰って来てないのがバレていて

「お前、朝帰りしただろう！

どこに行ってたんだ？」

って言われ

実は、

「フランスまで行って……」

と、昨日（今日）の話をすると

「ああっ！

そう言えば、トンネルが通行止めってニュースをしてたなぁ〜」

えっ？って思いましたが

当たり前ですよね

トンネルが通行止めって事は

イタリア側も通行止めって事だし

そんな大事な事はニュースで言ったりしますよね

でも、事前に知っていたなら

教えておいて欲しかったなぁ〜

だったら、アネシーでのんびりとか

寄り道してジュネーブとか行かなかったのに〜（笑）

まぁ、今となっては

山あり谷ありの旅行でしたが

とっても楽しい思い出です

以上

かなり長くなりましたが

フランスアネシー（スイス）旅行でした