yumeさんの誕生日 2025

2月21日はブロ友のyumeさんの誕生日です

毎年恒例の誕生日パーティが始まります

いつもガブが世界中をまわってプレゼンを探すのですが

はたして今年のプレゼントは何を準備したんでしょうか？

早速、どうぞ！

この作品はフィクションです

登場する人物、団体、事件など一切関係ありません

yumeさんの誕生日の数日前の事です

「ガブ！今年のyumeさんの誕生日プレゼントは決まったの？

魔法の箒とか杖にローブってこれまでにプレゼントしてきたから今年は何にするのか難しいと思っていたけど、ガブが任せて下さい！っていうから頼んだんだけど大丈夫なのよね」

「Ｒさん、僕に任せて下さいよ

入念に下調べをして今日から探しに行こうと思っていたんですよ

魔法使いと言えばコレ！っていうプレゼントです

水晶玉ですよ

魔法使いのイメージというと

水晶玉の前で呪文唱えてますよね

と、言う事でこれから水晶玉を探しに行って来ます」

そう言うとガブは早速事前に調べていた日本国内での水晶の産地である山梨県の水晶の発掘現場に向かいました

「なんだって！

占いに使うような大きな丸い水晶が欲しいだって！

そんなのここではなかなか採れないよ

もし、採れたとしてもめちゃくちゃ希少価値が高くて個人で買うのは難しいだろうな」

日本では難しいと発掘現場のおじさんに言われたガブは

今度は世界に目を移し

事前に調べていた水晶の名産地であるヒマラヤ山脈の鉱山へ向かいました

「うわぁ～、冬のヒマラヤ山脈はめちゃくちゃ寒いなぁ〜」

水晶が売ってありそうなお店を見つけてお店に入ると

「おい！ぼうず！何しに来たんだ！

……

水晶が欲しいだって！

見てわかる通り、今の時期は閉山してるよ

あまりの寒さに水晶なんて掘れるわけないだろう！

どうしても掘りたいなら夏の時期に来るこったな」

「夏じゃ間に合わないんです

どうしても2〜3日のうちに手に入れたいんです」

そう言うと、おじさんは

う～ん、今の時期だったらブラジルに行ったらあるかもな

と助言を貰ったガブは今度はブラジルに向かいました

ブラジルも水晶の産地としては有名で

品質は様々ですが大きな水晶も発掘されています

街に入るといきなり水晶を売っているお店にお目当ての物を見つけました

「店頭の水晶玉を下さい！」

店に入るなり大声で話しかけました

「なんだい、なんだい

いきなり入って来て

それに、あの水晶玉はすでに売れてしまっているんだよ」

「だったら、同じ大きさの水晶玉を下さい！」

「残念だったね

水晶玉の在庫はあれでおしまいだよ

次に入荷するの1ヶ月ほど経ってからだから

また、1カ月後に来な！」

「え〜っ！

どうしても2〜3日のうちに欲しいんです

どうにかなりませんか？」

「うちじゃ無理だね

どうしても欲しいんだったら

直接発掘現場に行ったらなんとかなるかもしれないね」

たらい回しををされる感じで次に向かったのはブラジルの発掘現場です

発掘現場では、入場料みたいな発掘権を購入して水晶を掘る体験が出来るみたいでした

ただ、誰でも気軽に掘れる場所な事もあり

出てくる水晶は小さくて占いに使うような水晶はなかなか出てきません

発掘現場の奥のさらに奥の方まで1日がかりで探し回り運良く無事に占いに使えそうな大きな水晶を手に入れました

その後、形を整えたり研磨したりと大変でしたが

yumeさんの誕生日に合わせて日本に持って帰って来ました

「yumeさん誕生日おめでとうございます！！

今回のプレゼントもめちゃくちゃ苦労しましたが、それだけの価値のある品物ですよ〜

どうぞ受け取って下さい」

「わぁ〜、何でしょう？

早速開けてみてもいいですか？」

yumeさんが期待して大きな箱を開けると

中からは綺麗な水晶の玉が出てきました

「えっ？水晶ですか？

こんなに大きい物を頂いて大丈夫なんですか？」

「もちろんですよ、yumeさんの為にブラジルまで行って見つけてきたんですよ

さぁ、早速この水晶で占いをやって下さいよ

う〜ん、何が良いかなぁ？

今年のぼくの運勢とか占ってもらえますか？」

しかし、yumeさんは少し悲しそうな顔をして言いました

「ごめんなさいガブさん

占いをする魔法使いの方はいらっしゃるけど

私は占いは出来ないの

せっかくだけど水晶玉も使えないんです」

「え〜〜〜っ！

勝手に魔法使いのイメージで水晶玉で占いをするって思ってたけど

そう言われるとあまり水晶玉を使っている場面ってそんなに見ないかも……」

だからガブに任せるのは嫌だったのよ！

隣でＲさんがつぶやきます

仕方がないわね

今年は私が誕生日ケーキを準備したから特別美味しい物にしてもらったのよ

そんな水晶玉と使えないガブはほっておいて向こうで誕生日パーティーの続きをしましょう！

ガブはその場に置いておかれ

みんなはＲさんが買っていた美味しいケーキをみんなで仲良く食べました

どうやら今年のガブの運勢は「凶」から始まったみたいです

おわり

後日談として

水晶玉はyumeさんが気を使って

インテリアとして飾ってあるとかないとか（笑）

改めて、yumeさん誕生日おめでとうございます