今回はバジリカータ州の第2の都市
「マテーラ」の紹介です
このマテーラですが
こんな言い方をするとダメかもしれませんが
バジリカータ州の中では唯一の観光地と言っても良いくらいです
テレビなどでも放送される事もあるので
見た事がある方もいらっしゃるかもしれませんが
マテーラの特徴の一つが
「サッシ」です
サッシとは洞窟住居の事で
1993年にユネスコの世界文化遺産に登録されました
サッシですが
はっきりとした事は分からないそうですが
8世紀から13世紀にかけて修道士が住み始めたそうです
ただ、旧石器時代の出土品も近くで見つかっている為に
かなり前から人が住んでいたという事も考えられるそうです
19世紀ごろまでは普通に農民などが暮らす家だったんですが
20世紀に入ると
人口が爆発的に増えて
家畜を飼っていた洞窟や水や空気の流れが悪い洞窟にも
人が住み始めてしまい
衛生状態が悪くなって、乳児の死亡率が50%になったそうです
そこで、行政が1950年代に
別の場所に新しい住居施設を建築して
サッシに住んでいる人全員を強制的に移住させたそうです
すると、サッシは誰も居なくなって
無人の廃墟となってしまいますが
150以上の石窟聖堂や洞穴住居
地下水路で各戸の貯水槽に上水を配給するシステムなどが評価され
1993年に世界文化遺産に指定されました
現在では観光客に対する宿泊施設や飲食施設
工芸品の販売所など洞窟住居の3分の1が使用されているそうです
2 件のコメント:
観光で数日滞在や、街並みを見るのは綺麗でいいですけど、
実際に住むのはしんどそうな土地柄ですね~。
坂道や階段が多い!
私は名古屋に住んでいたころ、坂道の上に住んでましたが、
かなり大変でした~。
ただ、ここ最近では、あの頃が1番痩せていた・・・。
私は多少、アップダウンがある場所に住むべきかも~。
心姫さん
イタリアに限った話じゃないですが
風光明媚な所は交通の便が悪かったりして
実際に住むことになったら困るかもしれないですね
まぁ、あまりにも便利すぎると運動しなくなって
それはそれで困りますね(笑)
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