怪盗Rさんとパーティ

久しぶりに怪盗Rさんの登場です

気が付くと12月になっていて
パーティの時期になって来ましたよね（笑）

今回の話は
そんな年末に向けてパーティを開催するお話です

それでは、早速読んでみて下さいね

この作品はフィクションです。

実在の人物、団体、事件などにはいっさい

関係ありません

「ガブ！

今年のパーティの準備はどう？ 進んでる？」

「あっ！ Rさん

もちろんですよ

今回のお菓子は、入手が難しいのは数ヶ月前から予約して

かなり力を入れてますよ～」

「今年のパーティのお菓子やデザートは

全部ガブに任せるからよろしくね

私は、年末に向けて色々と忙しいから」

「了解です！

今年のパーティは期待していてくださいよ～」

と、

怪盗Rの助手のガブは

今年のパーティに向けて準備を始めました

今年は、

クリスマスケーキを世界中から

イタリアのパネトーネはもちろん

フランスのブッシュドノエル

ドイツのシュトーレン

イギリスのクリスマスプディング

などなど様々なデザートを集める予定でした

25日の前日から

世界中を飛び回り

予約していたお店ではデザートを受け取り

予約が出来ないお店では

行列に並んで数時間待ったりもしました

そして、

25日には

世界中からデザートがパーティ会場に集まりました

「はぁ～

疲れた！ 疲れた！

さすがに、24時間で世界中を巡るのは無理があるなぁ～

もう一度、集めろ！って言われても二度とやりたくないなぁ～

来年は、量より質で厳選した一品だけにしよっと！

まぁ、でも

これが今年最後の大仕事って思えば

残りの1週間はノンビリ過ごせるなぁ～

……

……

……

しかし、

みんな遅いなぁ～

何やっているんだろう？」

パーティ会場には

なぜかガブリエルだけしかいませんでした

きっと、何かの都合でみんな遅れているのかな？

と思って

ジッと待っていましたが

1時間経っても

2時間経っても誰も現れませんでした

どうしたら良いのか

ガブが困っていた所にRさんがやって来ました

「Rさん！ 遅いですよ～

何やっていたんですか？」

「何って仕事だけど

それより、ガブは何でここにいるの？

それに、その大量のデザートは何なの？」

「えっ！

決まっているじゃないですか！

クリスマスパーティですよ！

この日の為に、世界中からデザートを集めたんですから」

「ガブ！

あなた何言ってるの？

今年のクリスマスパーティは

仲間全員が予定があるから中止にしたじゃない」

「え～～っ！

でも、Rさんがパーティのデザートをお願いって……」

「それは、来週のパーティの事でしょう！」

「来週？

来週って何かイベントがありましたっけ？」

「なに言ってるの！ 来週は、

"Rさん今年も1年間ご苦労様でしたパーティ"じゃない！」

「それって、世間では忘年会って言うんじゃ……」

まぁ、そうとも言うわね

それより、この大量のデザートはどうするのよ！

さすがに、私でもこんなに沢山は食べれないわよ」

仕方ないわね

そう言うと

Rさんは電話をかけ始めました

すると、

数時間後には

パーティ会場に怪盗Rメンバー全員はもちろん

ワタやんさん率いる捕まえ隊のメンバーも揃いました

「何で！

皆さん、今日は予定があったんじゃ？」

「私達は、怪盗Rメンバーよ！

どんな予定よりもお菓子の方を優先するのが当たり前でしょう！

もしかしたら？って思って

捕まえ隊のメンバーにも連絡したけど

まさか、全員が揃うとは思わなかったわね」

「はぁ～

でも、集めたデザートが無駄にならなかっただけでもOKだよね

これで、今年一年の仕事納めだ！」

「ガブ！

来週の忘年会は予定通り開催するわよ

その時には、今日と同じか

今日以上のデザートをお願いね！」

「え～～っ！ そんなぁ～～！」

おわり

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どうでしたか？
時期的にクリスマスパーティだと思っていたのが
実は忘年会だったって話です（笑）

多分、この話が2016年の怪盗Rさんの最後の話になると思います
また、来年に向けて新しい話を考えないといけないですね

次回作はいつになるか分かりませんが
それまで、あまり期待しないで（笑）
待っていてくださいね～