さぁ、今日はまた名探偵Rさんのお話です
ただ、自分で書いていて、
前回よりわかりにくくなっていると思います
わかりにくくなったと言っても
犯人探しが難しいんじゃなくて、
文章が下手になって、読みにくくなった気がします
それと、今回のトリックですが、
実際に出来るかどうかも怪しいんですよね(笑)
一応、考え方として理論上は出来るトリックです
実際に実験とかが出来なかったので
ある程度は、大目に見てくださいね(笑)
それでは、早速どうぞ!
この作品はフィクションです。
実在の人物、団体、事件などにはいっさい
関係ありません
遊びに来たのは、もちろんRさんと
その助手のガブです
「ガブ!
あなた、行儀良くしないとダメよ
私のピアノの先生で
最も尊敬する人なんだから」
「わかってますって
でも、世界的に有名な音楽家なんでしょう
そんな人がRさんのピアノの先生だなんてびっくりです
それより、今日は見た事が無いような凄い料理やお菓子が出るんでしょうね
今から楽しみだなぁ
ジュル」
「チョット、ヨダレ、ヨダレ!
ちゃんと行儀良くしなさいって言ったばかりでしょう
途中で変な事をしたら帰ってもらうからね」
「はーい
あっ!
あそこが先生のお家なんですね
うわぁー
やっぱり大きいですね、凄い豪邸ですね」
ピンポーン
二人が呼び鈴を押すと
中から品の良さそうな女性が出てきました
「はーい
いらっしゃい
Rちゃん、ひさしぶり
全然、連絡くれないから心配してたのよ
でも、元気そうで安心したわ
そちらの人は?」
「こいつは、ガブです
仕事上の部下になるんですけど
どうしても先生に会いたいって言うから連れて来ちゃいました
そして、ガブ!
こちらの方が私のピアノの先生
歌子(ウタコ)先生よ」
「さぁさぁ、挨拶はこれくらいで
入って入って
今日は、Rちゃんと同じ時期にレッスンしていた
お友達も一緒に呼んだのよ」
案内された部屋には、
3人の女性がいました
「わぁー
Rちゃんひさしぶり!
元気?
どうしてたの?
ピアノの練習してる?」
「チョット、チョット!
みんな、懐かしくて話たい気持ちはわかるけど
こちらのガブちゃんが困っているわよ」
「あっ、ごめんなさい
私、Rちゃんと同じピアノの先生をしている
曲と書いてマガリです」
「そして、もうピアノは辞めちゃったけど
練習仲間だった蓮子(レンコ)です」
「そして、最後に私も練習仲間だった
音子(オトコ)です
男性みたいな名前ですが、ちゃんとした女性ですからね」
「そうそう、音子ちゃんは、
いつも名前でからかわれていたよね」
「そうそう、あんまり酷い時は、
Rがからかっていた男子を懲らしめた事もあったわね」
「えーっ
そんな事あったっけ?
おしとやかな私が、そんな事するかなぁー」
「やってたわよ、キャハハッ」
「アラアラ、
ひさしぶりに会って話が弾んでいるみたいね
ガブちゃん
申し訳ないけど、パーティの準備を手伝ってくれる?
キッチンに置いてある料理を運んで欲しいの」
「はい、歌子先生!」
「ガブ!
つまみ食いとかしたらダメだからね!」
「はい、はい
うるさいなぁ、Rさんは」
「さぁ、ガブちゃん
キッチンはこっちよ」
「しかし、このお屋敷は広いですね
なんか、迷子になりそうなくらい大きいですね」
「まぁ、ガブちゃんたら
そんなに大きくはないですよ
ほら、ここがキッチンよ
テーブルにある料理を
向こうの部屋に運んでね
ところでガブちゃん」
「なんですか?」
「Rちゃんは、今もお菓子が大好きなのかしら?」
「大好きですよ
大好き過ぎて、逆に困っているんですよ
この前だって、わざわざロシアまで行って、
デザートだけ食べて帰って来たんですから」
「まぁ、それは大変だったわね
でも、Rちゃんがまだお菓子好きで良かったわ
Rちゃんの為にお菓子を買って来ているのよ
ちょっと見てみる?」
そう言って、歌子先生は部屋の隅の方からお菓子を取り出しました
お菓子は、かなり大きな袋に入っていて
パンパンに膨らんでいました
「うわぁ!
かなり大きいお菓子ですね」
「そうでしょう
わざわざ、Rちゃんの為に買ったの」
「もうちょっと近くで見てもいいですか?」
「あっ!
ダメよ、ガブちゃん!
さっき、Rちゃんに言われたばかりでしょう
先に料理を運んで
お菓子は、食後のお楽しみよ」
「はーい」
数分後には、全員が揃う居間のテーブルに
沢山の料理が運ばれました
「さぁ!
みんな食べましょうか!
この後には、食後にお菓子も買って来ているからね」
「あっ!
歌子先生、食べる前にお手洗いに行きたいんですけど…」
「音子ちゃん
お手洗いの場所分かる?
キッチンとは反対側のここから右手の方にあるから」
プルルル
プルルル
プルルル
「あっ!
ごめんなさい
私の電話が鳴ってるわ
ハイ、もしもし
……
えっ?
どうしてそんな事になってるの!
……
ちゃんと、計画通りにしたら問題無いじゃない
ちょっと待って、周りに人が居るから聞こえない所に移動するわ」
バタン!
「蓮子ちゃん、忙しそうね
さっきも電話がかかって来ていたみたいよ
ピアノは辞めちゃったけど、
音楽のプロデュースみたいな事をしているみたいで
めちゃくちゃ忙しいんだって」
バタン!
「ごめんなさい
会社の方でちょっと問題があったみたいだけど
なんとか大丈夫みたい
せっかく、楽しく話をしてたのにごめんさいね」
「まぁまぁ
仕事が忙しいなら良いじゃない
暇な仕事でお金が無いよりマシよ
ほら、音子ちゃんも戻って来たから
さっそく、料理を頂きましょう」
「わぁー美味しそう!
コレ、全部先生が作ったんですか?」
「違うわよ
さすがに、一人でこんなに作るのは無理よ
お手伝いさんに手伝って貰ったり
お店で買って来たりしたのよ
さぁ、召し上がれ!
いただきます!
しばらくは、みんなでピアノの話や
現在の仕事の話で盛り上がっていました
しかし、食事を始めて
数十分後
パーン!
キッチンで何かが破裂するような音が聞こえて来ました
「今の音
何かしら?」
「ちょっと、気になるわね
Rちゃん、悪いけどキッチンに行って見てきてくれない?
キッチンの場所分かる?」
「えっ?
あっ、はい
ガブ、あなたも付いて来なさいよ
あなた、さっきキッチンに行ったから場所が分かるでしょう」
「えーっ
今から、生ハムメロンを食べようと思ったのに…」
「いいから、ついて来なさいよ」
「はいはい、人使いが荒いなぁ」
居間から出ると
廊下は、かなり冷え込んでいました
「えっと、キッチンはコッチですよ
……
……
うわぁ!
キッチンは、廊下より寒いですね
あっ!
Rさん見てくださいよ
お菓子の袋が破裂してますよ
しかも、中身が無くなってます
ん?
お菓子の代わりに、
破れた袋の中にこんな物が入ってますよ」
お菓子は頂きました
怪盗R
「あーっ!
怪盗Rにお菓子が盗まれました!」
「バカ! ガブ!
何を言っているの
怪盗Rは、ここにいるじゃない
それに、歌子先生が用意して下さったお菓子を
私が盗むわけないでしょう」
「でも、こうやって予告状がありますよ」
「これは、予告状じゃ無いわよ
お菓子を盗み終わった、犯行声明じゃない
私はこれまで予告状は出したけど、
盗み終わった後に何か残した事は無いわよ」
「確かにそうですよね……」
「ちょっと、今の大きな声は何なの?」
「あっ!みんな!歌子先生も
実は、ご覧の通りお菓子が盗まれてしまったの」
「まぁ、なんてこと
せっかく、みんなに食べてもらおうと買っていたのに
怪盗Rが、こんな一般人のお菓子まで狙うなんて思わなかったわ」
「歌子先生!
これは、怪盗Rの仕業じゃないですよ
他の泥棒の仕業です
警察に連絡した方が良いかもしれないですよ」
「どうして怪盗Rの仕業じゃないってわかるの?
それに、盗まれたのは、このお菓子だけみたいだから
警察に連絡はしなくても大丈夫よ
それより、食後に食べるお菓子がなくなっちゃったわね」
「Rさん
本当にRさんが盗んだんじゃないんですね?」
「ガブ! 何度も言わせないでちょうだい
歌子先生が警察に連絡するつもりがないなら
私が犯人を見つけてみせるわ
怪盗Rの名前を出した事を後悔させてあげる!」
その後、Rさんの指示によって
お菓子の他に盗まれた物や
家中の鍵が確認されました
結果は、全部の鍵がかかっていて
盗まれた物もお菓子だけでした
「おかしいわね
泥棒が入ったなら、鍵がかかっている訳が無いのよね
それに、このお菓子だけが盗まれたって変よね
ガブ!
このお菓子、ちゃんと中身が入っていたのよね?」
「そうですよ
歌子先生が奥から出して来た時は
袋がパンパンでしたからね
それに、こんな風に破裂していたら見ただけでわかりますよ」
「そうなのよね
でも、きっとトリックがあるはずなのよね」
「でも、破裂音がした時は、
僕たちみんな居間でご飯を食べていたじゃないですか?
みんなには、アリバイがありますよ」
「いいえ、ガブ
実は、怪しい人物がいるの」
「えっ!
Rさん、犯人の目星が付いているんですか?
誰なんです? 誰なんです?」
「まだよ、ガブ!
怪しいってだけじゃ犯人は教えられないわ
私が、犯人の使ったトリックを解明してみせるわ!」
しかし、数分たっても
犯人の使ったトリックはわかりませんでした
「Rちゃん
まだ、考えているの
盗まれたのはお菓子だけだから大丈夫よ
そうだ!
他にも、アイスクリームを買ってあるの
それでも食べましょう」
「うわぁ
ここのアイスクリーム美味しいんですよね」
「そうでしょう
わざわざ、30分もかかって買いに行ったんだから」
「あれっ?
先生、このアイスクリーム屋さんなら、
ここの近くにありますよ
歩いても5分くらいで行けますよ
後で、そっちの場所を教えてあげますね」
「Rさん
食べないんですか?
歌子先生ももう良いよって言って下さっているから
もう、犯人探しはやめてアイスクリームを食べましょうよ
食べないなら、僕が食べちゃいますよ」
「あっ!」
「うわぁ
ごめんなさい、食べるなんて冗談ですよ
Rさんのアイスクリームは誰も食べませんよ」
「そうじゃないの
犯人の使ったトリックがわかったわ
あの方法ならきっとできるはず」
「さすがRさんですね
その犯人と使ったトリックっていったい何なんですか?」
「その前に、せっかくのアイスクリームが溶けちゃうから
先にアイスクリームを食べちゃいましょう」
「えーっ!」
解決編に続く
続きはコチラです
名探偵R・解決編
今日は、ここで終わります
また、明日解決編をアップしたいと思います
みなさん、犯人とトリックが分かりましたか?
明日まで悩んでくださいね(笑)
また、ヒントをファンブログの方に書きました
まぁ、ヒントと言っても登場人物をまとめたくらいなので、
この話が分かりにくかったら、参考程度に読んでくださいね
名探偵Rさん・ヒント
10 件のコメント:
私じゃないわよ
人に濡れ衣着せるなんて
許せないわ(*`へ´*)
絶対捕まえちゃう
怪盗R
こんばんは。
全然 解りませ~ん!
明日の お楽しみですね。
それにしても Rさんは ガブさんに対して
エラそうに しゃべりますねぇ~ (笑)
こんばんは。
ガブさんも知らないうちに食いしん坊キャラになってますね・・・。
誰が犯人かは次のお楽しみで待っています。
部屋が寒かったってことは、
アイスを持ち帰るときに使う物が・・・。
私の推理、合ってるかなぁ。
解決編を楽しみにしています。
全然分かりませ~ん!
アイスは盗まれてないのですよね。
明日まで待ってま~す!
え~っ
でも、袋の中に予告状がありましたよ
だまって食べるなんてRさん酷いです(笑)
副会長のワタやんさん
そうですよね、Rさん偉そうですよね
最初の頃はそうでも無かったと思うんですが、
最近、急に酷くなって来ているみたいです
また、こんな事を書くと怒られるかな?(笑)
しばいつんさん
ほんと、ガブもRさんにつられて食いしん坊になってますね(笑)
なんと、犯人はあの人だったんですよ(笑)
心姫さん
ドキッ!
え、え、持ち帰る物?
あっ、小さいスプーンですよね
アイスを買うと付いて来ますもんね
そのスプーンを使って・・・(笑)
なこさん
アイスは冷凍庫にずっと入ってましたよ
でも、アイスがヒントになっているんですよね
さぁ、果たして犯人はいったい誰だったのか?
解決編をどうぞ!(笑)
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