2013/08/06

初めてのお使いその2

今回は、昨日のガブリエルの冒険の続きです

病気のマルコのお母さんの為に
赤いニンニクを探しに行った
ガブリエルなんですが、はたして、きちんと見つける事が出来るのでしょうか?

今日は、イタリアの写真も載せているので
そちらも楽しんでくださいね

まだ、昨日の記事を読んで無いという人は、
コチラを先に読んでください



シチリア島の写真
シチリア島 (トリップアドバイザー提供)

シチリアに飛んできた
ガブリエルですが、
このシチリアの何処に赤いニンニクがあるのか
全然情報がありませんでした

「う~ん?
何処から探したらいいかな?

やっぱり、赤くてもニンニクだから市場に売っているかもしれないなぁ~
ちょっと、市場を覗いてみようかな?」

そう考えたガブリエルは市場に向かいました

市場には、色んな野菜が沢山並んでいましたが、
赤いニンニクは売っていませんでした

「う~ん?
困ったなぁ~
何処を探していいのか分からないなぁ」

ガブリエルが困っていたその時に
大声を出しながら走っている男性がいました

「アニキ!
情報を仕入れて来ましたぜ!
赤いニンニクは西の方にあるみたいです」

「バカ野郎!
大声で叫ぶんじゃ無い!
幻のニンニクを見つけて
それを買い占めて大もうけするんだから
他の奴らにばれたらダメなんだよ!」

「えっ!?」

ガブリエルは驚いて、自分の耳を疑いましたが
男達は間違いなく、赤いにんにくの話をしていました

「大変だ!
買い占められたら、
手に入れるのが、今以上に困難になっちゃうよ
あの人達より先に見つけて
マルコの分を確保しないと」

ガブリエルは、慌てて男達の後を追いかけました

トラパニの写真
トラパニ (トリップアドバイザー提供)


男達を追いかけてみると
着いた所は、シチリア島の西側に位置する
トラパニと呼ばれる小さな港町でした

トラパニの写真
トラパニ (トリップアドバイザー提供)

「アニキ!
話に聞いたのは、この辺りですぜ!」

「よし、それなら手分けして探すとしよう
お前は、町の南の方から探して行け!」

「ヘイ!
アニキ!」

男達は、二手に別れて探すことにしたみたいです

「あの人達は、分かれて探すみたいだなぁ~
オイラもあの人達より先に探さないといけないから
まずは、さっきと同じように、市場から探してみようっと」

本当は、人間に姿を見られないように行動しないといけないんだけど
姿を出さないと市場のおじさん達に話を聞けないからなぁ~

ガブリエルが悩みながら
市場に向かっていると、
市場の方から、あの二人組の男達の一人が大騒ぎしながら走って行ってました

「アニキ!
ついに見つけましたぜ!
幻のニンニク!」

しまった!
先に、あの人達に見つけられちゃった

ガブリエルは、慌ててその男を追いかけました

「アニキ!
見て下さいよ
全財産をはたいて市場のニンニクを買い占めて来ましたぜ!」

「オオッ!
お前にしては仕事が早いじゃないか?
どれどれ、幻のニンニクとやらを見せてもらおうか・・・・
って、お前!
このニンニク、普通の何処にでも売っているニンニクじゃないか!
ちょっと待て!
しかも、中国産って書いてあるぞ!

こんなニンニク、沢山買って来ても
他に売る事なんて出来ないじゃないか!」


「そんなぁ~
今月の小遣いを全部使ったのにぃ~
アニキ
このニンニクの代金貰えたりしないですよね?」

「そんな訳無いだろ
今月は、そのニンニクでも食べて過ごすんだな
それよりも、そのニンニクが違ったんだから、
ちゃんとした幻のニンニクを探すんだな
幻のニンニクが見つかったら、その中国産のニンニクの代金も払ってやるよ」

「ヘイ!
アニキ!
それじゃ、また情報を集めて来ますぜ!」

「なぁんだ
見つかったと思ったら
全然違ったニンニクだったんだ」

ガブリエルは安心して
また、市場の方に戻って行きました

ガブリエルは、市場のおじさんから話を聞くために、人間の姿に変身する事にしました


「よし!
なるべく人間に見えるように変身してっと」

ポンッ!
という音と共に
ガブリエルは、どこから見ても人間の少年に変身しました

「こんにちは、おじさん」

「オッ!
いらっしゃい
坊や、この辺りじゃ見かけないね
何かお探しかい?」

「うん
ニンニクを探しているんです

ニンニクかぁ~
さっき、男の人が来て市場のニンニクほとんど買い占めて行ったからなぁ~
まだ、残っている店はあるかなぁ?」

「違うんです
そのニンニクじゃなくて、
幻の赤いニンニクを探しているんです」

「あ~っ
赤いニンニクかぁ
もう、旬が過ぎて居るから
この市場でも、この何週間は見て無いなぁ
もしかすると、赤いニンニクの産地には、まだ残っているかもしれないけど
何で、赤いニンニクが欲しいんだい?
普通のニンニクでも美味しいよ
とは言っても、今はその普通のニンニクも売り切れているけどね
ハハッ!」

「えっと、それは・・・」

ガブリエルは、自分が天使であることを
他の人に話せないために、
友達の母親の病気を治す為にニンニクを探していると説明しました

「偉いなぁ~
うちにも、息子がいるけど、
毎日、遊んでばかりで
この店の手伝いもしないんだけどなぁ~
とにかく、赤いニンニクを探したいなら
この街からもう少し南の村に行く必要ながあるんだよ
しかし、もう、今日は暗くなって来たから
探すのは明日にした方が良いよ」

トラパニの写真
トラパニ (トリップアドバイザー提供)

おじさんの言うとおり、
街は既に暗くなって、
街の街頭が点き始めていました

「ところで、ぼうず!
今日は何処に泊まるんだい?」

「えっ?
えっと・・・・」

「何処に泊まるか決めてないんだな?
それじゃ、おじさんの家に泊めてあげるよ」

「そんな、そこまでお世話になれないよ」

「子供のクセに遠慮なんかするんじゃ無いよ
それより、もう少し店は開けとかないといけないから、
ぼうず!
あそこにあるレストランで食事でもしてくれ!

勘定は気にするなよ

あそこのオーナーとは、幼馴染で、
あいつは、俺に数え切れないくらいの恩があるんだよ
ハハハッ」

ガブリエルは、最初は断っていましたが、
結局、おじさんの押しに負けてレストランで食事をする事にしました


8 件のコメント:

  1. りょうちゃんです
    今日は写真があって良かったわ

    やっぱりさみしい笑

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    1. りょうちゃんさん
      やっぱり、写真が無いとこの小説は成立しないですよね(笑)
      文章だけの小説だと無理がありそうです

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  2. とてもやさしいおじさんに会えて良かったですね
    レストランでのお食事も出来るのかな?
    さて、続きはお料理が出てくるのかな?(笑)
    お写真ですがどれも素敵でしたが
    最後の夜の街も神秘的でいいですわぁ(*^^*)

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    1. cm8さん
      おっしゃる通り、今日の3話目で料理の写真を載せました(笑)
      街の写真の雰囲気はステキですよね

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  3. いいおじさんに出会えましたね~。
    どこの国にもこんな人情味あふれる人がいるのかも。
    海も建物もホントにキレイですね~。

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    1. 心姫さん
      シチリアの人は特に、人情味があるんですよね(笑)
      建物もステキだし、シチリア島はステキな場所ですよ

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  4. こんにちは。

    いつも、コメント有難う御座います。
    まだ、続くとは。Σ(°Д°;

    中国産のニンニクは、笑いましたね。
    よくマンガなどに登場する駄目な部下って、やつですね。

    おじさんも何か意味がある人なのかな。
    ちょっと気になります。

    今回の写真は、すごいですね。
    外国って感じで、私から見れば、ある意味ファンタジーですよ。

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    1. ランスロットさん
      すいません、何度も引っ張ってしまいました(笑)
      おじさんは、そこまで意味はありませんでした
      でも、出来ればまた登場させたい人物ですね

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