2013/10/24

ヨッキー君の世界挑戦その3

お待たせしました(笑)
ようやく、今回でヨッキー君の世界挑戦編が終わります

前回前前回を読んで無い方は、
先にそちらを読んでくださいね

それでは、早速続きをどうぞ!


リング上では、チャンピオンが苦戦しています
試合の前半は、チャンピオン
中盤からは、挑戦者が有利に試合を進めて着ましたが、
後半戦になって、挑戦者が一気に試合を進め始めました
このまま、挑戦者が一気に勝負を決めてしまうのか!

試合中に、
観客席で見ていた、チャンピオンのお兄さんの
ブラックタイガーですが、
意識不明にも関わらず、
試合中のホワイトタイガーに向けて、
何かを伝えているみたいでした

「ホワイト・・
あのパンチを打つんだ・・」

リング上では、
ホワイトタイガーがかなりの苦戦をしていました

「クソッ!
もうダメだ
このままだと、兄さんに合わせる顔が無いよ・・・」

しかし、その時、チャンピオンのホワイトタイガーに聞こえるはずの無い言葉が聞こえてきました

「あのパンチを打つんだ!」

「えっ?
兄さん?
そうか!
分かったよ、兄さん!」

あっと、しかし、さすがはチャンピオンです
反撃に移りました
あ~っと!
チャンピオンの必殺パンチのアッパーカットが
挑戦者のアゴにヒットしてしまいました

挑戦者のヨッキー選手ダウンです
この試合、初めてのダウンは、挑戦者でした

ワン!ツー!

カウントが進められます
テンカウント以内に立つことが出来るでしょうか?

「う~~~~ん?
もう、疲れたよ
このまま休んじゃおうかな?」
ヨッキー君はそんな事を考えていました
すると、リングサイドから、ツッキー君の声が聞こえて来ました

「・・って、・・って、ヨッキー!」

「えっ?」

「立って!立つんだ!ヨッキー!
僕の仇を取ってくれるんじゃなかったのか!」

「あっ!
そうだった!
それに、前回のツッキー君は、このパンチを受けても立ち上がったんだよね
僕も立てるはずだ
ありがとう!ツッキー君
まだまだ、頑張るよ」

おっと、ここで挑戦者が立ち上がりました
ギリギリ、カウント内に立ち上がって試合再開です

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ブラックさん
良かったですね
弟さんの反撃でダウンを奪いましたよ
このまま行けば、また弟さんの防衛記録は間違いないですね

・・・

・・・

あれ?
ブラックさん?
ブラックさん?
大丈夫ですか?

大変だ!
すぐに病院に連絡してください」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

カーン!

とうとう、11ラウンド終り
次が泣いても笑っても最終ラウンドになります
これまでの戦いを見ると、
ダウンを奪っているチャンピオンが有利です
挑戦者は、もうノックアウト勝ちを狙うしかありません
さぁ、最後に立っているのはどちらでしょうか?

「ハァ、ハァ」

「ヨッキー君
大丈夫?」

「ハァ、ハァ、
う、うん
何とか立ってられたよ」

「次が最終ラウンドだよ
最後のアドバイスと作戦を言うよ

あのチャンピオンのアッパーカットをワザと受けるんだ!」

「なんじゃと!
おぬし、親友のヨッキーを殺すつもりか!
そんな事をしたら必ず負けてしまうぞ」

「ししょう!
それに、ヨッキー君
僕を信じて欲しいんだ」

「うん
僕はツッキー君の為に戦っていたんだ
もちろん、ツッキー君を信じるよ」

「まったく、最近の若い者の考え方なんて分からん
どうせ、わしは、見物だけのつもりだったんじゃ
勝手にしたらいい」

「ありがとう
ヨッキー
それに、ししょうも

それじゃ、作戦を言うよ
チャンピオンのアッパーカットが来たら・・・」

カーン!

ついに最終ラウンドが始まりました
おっと、戦いの前に両者がグローブを合わせて
両者に敬意を表しているみたいです

さぁ、挨拶も終わったところで試合再開です

「ヨッキー君
まさか、この僕がここまで苦戦するなんて思わなかったよ
でも、これで終りだよ
もう一発、僕のアッパーカットを喰らって立ち上がった人物は居ないからね
それじゃ、行くよ!」

チャンピオンが攻撃に移りました
いきなり、必殺のアッパーカットが炸裂するのか!

「これで終りだ!」

「ヨッキー君!
さっき言った事を思い出して!」
セコンドからは、ツッキー君の声が聞こえました

あっと、これは何という事でしょう!
アッパーカットを打ったチャンピオンがダウンしています
どうして、チャンピオンが倒れているんでしょうか?
何故?こんな風になったんでしょうか?

ワン!ツー!

リングでは、カウントが進められていますが、
先ほどのリプレイの映像を見てみましょう

先に攻撃を仕掛けたのはチャンピオンです
アッパーカットを繰り出します
ここまでは、何とか見えたんですが、
その後に何が起きたんでしょうか?

まず、挑戦者にパンチがヒットします
あ~っと!
しかし、ここで挑戦者は倒れずに
アッパーカットを打ったチャンピオンのアゴに右ストレートを打っていますね
これは、カウンターパンチですね

ワー!

リング上では、チャンピオンが立ち上がりました
しかし、チャンピオンもかなりのダメージを受けているみたいです

「まさか、ツッキー
おぬしがあんな作戦を考えていたなんて」

「あのアッパーカットはチャンピオンの切り札なんです
打った相手は必ず倒れる凄い技なんです
でも、そこに弱点があったんです
打った後は、チャンピオンにスキが出来るんです
そこを逃さすにパンチを打てるとこちらの方がカウンターでもっと大きなダメージを与えられるんですよ
ししょうの大好きな、倍返しです」

「うむ
さすがじゃ
といいたい所じゃが、
チャンピオンが立ったのは誤算じゃったな
ヨッキーも相手のパンチを受けておるんじゃ
両者のダメージはほぼ互角といった感じかもしれんな」

「そうですね
もう僕がアドバイス出来る事が無いんです
後は、もう一生懸命応援するだけです
頑張れ!ヨッキー君!」

ワー、ワー!
タイガー!
ヨッキー!
ワー、ワー!

いつの間にか、会場は
割れんばかりの大声援に覆われています
もう、どちらが勝ってもおかしくない試合になりました
あとは、両者の気力勝負、集中力勝負になると思います

「ホワイトタイガーさん
さすがですね
あの作戦が成功したまでは良かったんですが、
僕にはもう、作戦が無いんです」

「そういうヨッキー君も凄いよ
僕がダウンしたのなんて久ぶりだよ
必殺のアッパーカットが破られてしまったので、
僕にも作戦が無いんだ
あとは、倒れるまでお互いにパンチを打ち続けるしかないね」

ワー!ワー!
タイガー!
ヨッキー!
タイガー!
ヨッキー!

リング上ではチャンピオンも挑戦者も
防御を忘れてのパンチの応酬が続いています

それに合わせるかのように、
先ほどよりも、歓声が大きくなって来ました

ワーー
タイガー
ヨッキー
ワーー

試合時間が残り1分になりました
このまま試合が終わってしまうのか?
それとも最後の最後にドラマが待っているのか?

しかし、ここで、チャンピオンの手数の方が多くなった気がします
やはり、先ほどカウンターパンチを打ったとはいえ、
アッパーカットを2発も受けた挑戦者が不利だったかもしれません

残り時間が30秒になりました

「よし!
ヨッキー君
君は本当に強かったよ
でも、最後は僕が勝つみたいだね
今日も兄さんの夢に一歩近づいたよ・・・

・・・
・・・

えっ?」

急に、チャンピオンの動きが止まってしまいました

「ヨッキー君!
今だ!
僕の夢!
そして、君の夢の為にパンチを打つんだ!」

「うん
分かったよ、ツッキー君
これが、僕の最後のパンチだ!」

あ~~~~っと
挑戦者の右ストレートがチャンピオンに当たってしまった
チャンピオンダウンです
最後の最後にドラマが待っていました

カン!カン!カン!

ここで試合終了のゴングです

なんと、無敵の王者ホワイトタイガー選手が敗れてしまいました
いったい、この結果を誰が予測したでしょうか?

一瞬、終了間際にチャンピオンの動きが止まったように見えました
何かアクシデントがあったんでしょうか?


あっと、倒れたタイガー選手の下に
ヨッキー選手が向かいます

「どうして、最後のパンチを受けたんですか?
タイガーさんだったら、よけれたはずですよね」

「それは、わたしから説明しよう」

「えっ?
あなたは?」

「わたしは、こいつの兄のブラックタイガーだ
リングサイドに現れたわたしの姿を見て、
動揺してしまったんだろう」

「う~ん」

「あっ
ホワイトさんが気が付きました
どうして、兄さんが・・・
夢だったのかな?」

「夢じゃ無い!」

「兄さん
どうして?どうして?
車椅子は?
何で立っているの?
どうしてここにいるの?」

「どうしてここにいるの?
ってお前が呼んでくれたんだろう」

「そうだけど、
でも、兄さんは意識不明の状態じゃなかったの?」

「お前達の凄い試合を見ていたら
寝てられなくてな ハハッ」

「そんなぁ~
あんなに、病院で色んな治療をして貰っていたのに・・
あれっ?
一緒に病院の先生もいたんじゃ無いの?」

「わたしが目を覚ましたせいで、
緊急に検査が必要になったっていって
病院に慌てて走っていったよ

それより、ホワイト
せっかく、わたしがリングサイドで応援してたったのに、
最後にわたしに気を取られるなんて残念だった」

「仕方無いよ
だって、兄さんがリングサイドにいるなんて思わなかったもの
つい、目を疑ってしまったんだ
でも、負けは負けだからね
ほら、ヨッキー君
ぼーっとしてないでベルトを腰に巻いて見せてよ」

「うん」

ワー!
ワー!

ちょっと急にホワイト選手のお兄さんが現れたりして、
ドタバタしましたが、
新チャンピオンの誕生です
その名は、ヨッキー選手です
おめでとうございます

ワー!
おめでとう!
ヨッキー!かっこよかったぞ
ワー!

ホワイトもよく戦ったぞ!
ワー!

「ヨッキー君!
今日は兄さんのせいで負けたけど、
次は、またベルトを取り返してみせるからね」

「おい!
わたしのせいだっていうのかい?
まぁ、いい
わたしもリハビリをさっさと終わらせてベルトに挑戦しよう」

「ちょっと、ちょっと
僕、ツッキーを忘れちゃだめだよ
もともと、ヨッキー君のライバルは僕だったんだから
今回は、ヨッキー君を手伝ったけど
今度こそ、ヨッキー君に勝てるように頑張らないと」

「みんな、ありがとう
他にも沢山の人のおかげで
今、この場所に立っていられるんだね
でも、せっかく手に入れたベルトだから、
僕も簡単には負けないからね
ドンドン挑戦してきてよ」

おわり

~~~~~~~~~~~~~~~

いかがでしたか?
ヨッキー君物語
一応、この話でヨッキー君物語は完結です

もう、ボクシングネタも無くなったので、
これで一区切りついたので良かったです

と、思っていたんですが・・・

ただ、1つだけ、ボクシングネタで出せなかった物があるんです(笑)
もう1作だけヨッキー君物語を書こうと思ってます

まぁ、もしかすると、
またスピンオフという形で、他の登場人物の話も書くかもしれません

と、いう事で、
もう少しだけ、ヨッキー君物語にお付き合いくださいね

10 件のコメント:

  1. こんばんは。
    ガブリエルさん的にどちらを勝たせるのか
    と思い、読んでみましたが、やっぱり、主人公が勝つんですね。
    というより、どっちにも、勝って欲しいという気持ちが溢れ出しますね。
    まだ、書ける所もさっすが、ガブリエルさんですね。

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    1. しばいつんさん
      やっぱり、最後は主人公のヨッキー君に勝ってもらわないと困りますよね(笑)
      でも、ホワイトにも勝って欲しいですよね
      次の対戦があれば、また分からないと思います(笑)

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  2. おはようございます。

    これは、すごい展開ですね。
    どっちが勝つか最後まで分からなかったですね。
    王道な感じですが、そこがすごく好きでした。

    ブラックさん、ツッキーくん達の今後の活躍なども、
    是非とも、期待したいところです。

    まだ、後1話あるということなので、期待していますね。
    スピンオフもあれば、是非。

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    1. ランスロットさん
      簡単に勝負がついたら面白く無いですもんね(笑)
      今後の活躍ですか?
      ずっと書いていると、ボクシングの内容がワンパターンになってしまうんですよね
      でも、面白い話を思いついたら書きますね
      もう1話は、楽しみに待っていてください

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  3. ブラックはチャンピオンが幻を見てるのかと思いました~。
    あ~、ビックリした。
    チャンピオンは負けちゃったけど、
    お兄さんが目を覚ましたから、良かったですね~。

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    1. 心姫さん
      ホワイトは負けてしまいましたが、
      お兄さんが元気になったので、そっちの方が嬉しいと思いますよ(笑)
      どちらも、ハッピーエンドで終われて良かったです

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  4. こんにちは~♪

    ガブリエルさん!クライマックスも...感動ですね((o(^∇^)o))
    そして、終わり方もgoodです(〃^ー^〃)

    後1話あるということなので、またワクワクですね♪

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    1. yumeさん
      気に入ってもらえて良かったです
      最後もみんなハッピーエンドですしね(笑)
      残りの1話はしばらくかかると思うので、待っていてくださいね

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  5. また~
    思わせぶりな終わり方笑い

    忘れないうちに書いてね

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    1. 怪盗Rさん
      また、勘太さんが新しいキャラを描いてくれたら、
      ドンドン続きが書けるかもしれません(笑)
      今度は、怪盗Rさんの話のつもりなので、楽しみに待っていてくださいね

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