2015/08/18

一人旅(忙しい日々)

日本でもお盆休みが終わって
これから忙しい日々を送られる方も多いと思いますが
自分が働いていたピエモンテ州では
夏が終わって秋が始まると観光シーズンに入り
かなり忙しい日々を送ってました

何度か書いていますが
ピエモンテ州は、自然が多い州で
ワインの産地としても有名なんですが
それ以外にもトリュフやポルチーニ茸という
とっても珍しく美味しいキノコの産地です

キノコなので旬が秋という事で
世界中から秋になると観光客が訪れます

で、自分が働いていたレストランですが
オフシーズンは
年が明けた1月から秋が始まる8月までで
残りの9月から12月の4ヶ月間がハイシーズンでした

オフシーズンは週末は忙しいですが
平日は基本的にゆったりしていました
それが、ハイシーズンになると
週末は昼も夜も予約で一杯で
平日も夜のディナーは、ほぼ予約で埋まっているって状態でした

朝、仕事場に行って
予約表を見て
今日は、あんまり予約が無いなぁ~
って思っていても
仕事中やランチの時間に電話がかかって来て
夜には何故か予約で一杯って事だらけでした(笑)

さらに、日本では珍しいですが
週休二日制でした
この週休二日制ですが
イタリアの地方にあるレストランでは
そんなに珍しい事では無いんですよね
それが、ハイシーズンになると
休みが週一になってそれも大変でしたね

仕事は、朝9時頃にレストランに入るんですが
まず、職場に行くと
予約表の確認をしながらエスプレッソを飲みます(笑)

どんな忙しくても
朝のエスプレッソは外せないって所がイタリアですよね

そして、予約表を確認して
それに合わせて仕込みなどをするんですが
予約表を見ても、結局は満席になるので
ハイシーズンの時は毎日満席って事を意識して仕事をしてました

また、この仕込みの時が大変なんですよね
自分は関係なかったですが
仕事をしながらも予約の電話がかかって来ます
それの対応に追われて
シェフや他のイタリア人の人は
仕事がはかどらないって事が多々あって
かなりイラつきながら仕事をしてました(笑)

仕込みがある程度終わる頃にお昼のまかないなんですが
まかないを作る人って特に決まっているわけでは無いんですが
シェフや他のイタリア人がそんな感じで
電話の対応とかもあって
ほとんど自分がまかない担当みたいになってました

まかないを食べ終わると
今度はランチの営業です
ランチも夜のディナーほどでは無いですが、
ハイシーズンはかなり忙しかったです

ランチの片付けが終わるのが
午後3時過ぎぐらいで
もし、食事をしている人が遅かった場合は
4時過ぎとかになってましたね

それから2時間くらいの休憩があるんですが
そのままのんびり出来れば良いんですが
イタリア人って仕事のエネルギーと
遊びのエネルギーって違うんですかね?
夜は予約で一杯って分かっているのに
「サッカーやって遊ぼうぜ!」
とか言い出すんですよね(笑)

さすがに毎日では無いですが、
そんな感じでサッカーをして遊んだりもしてました

夜の仕事は
午後6時頃に職場に入り
まかない作りから始まります

もちろん、まかない作りだけではなくて
昼のランチで使ってしまった仕込みの分を
改めて仕込み直すって作業もありますが
基本的に自分の仕事はまかない作りでした(笑)

夜もお昼と同じように
まかないを食べてから
お客さんのディナーが始まります

お昼はイタリア人も観光客も
サッサと食べてくれますが、
夜はのんびり食べるんですよね

全部の片付けが終わる頃には
日付が変わる12時を過ぎてしまう事もありました

自分達は、そこで1日の仕事は終わりなんですが
お皿洗いの人が別にいるんですが
その方はもっと遅い時間まで働いていたと思うし
シェフは、まだ、エスプレッソを飲んでいる
お客さんの所に行って会話とかもしていたので
かなり大変だったと思います

後は、
家に帰ってから
シャワーを浴びて寝て
また、次の日の9時には仕事に行くって生活を
4ヶ月間繰り返してました

また、イタリアに行って
仕事をしながら生活したいなって思っていますが
さすがに、この忙しい日々が続くっていわれると
ちょっと躊躇してしまいますね(笑)



2 件のコメント:

蓮見 さんのコメント...

なんだかちょっと感動っていうか。
海外で頑張ってる日本人青年っていう番組を見てる気がしました。
そうか~。

エスプレッソとかよく学びよく遊ぶ
こういうスタイル好きだな~。
日本だと頑張るとつぶれちゃう気がするんだもん。

ガブさん、イタリアにまたいってエンジョイしてくださいね!

Gabriel. さんのコメント...

蓮見さん
当時はめちゃくちゃな働き方でしたね~(笑)
でも、そんな中でもサッカーとかして遊んだりして
精神的にはリラックス出来ていたのかもしれないですね
そうじゃないと、また行きたいってなりませんよね(笑)