2015/04/05

Pasqua(パスクア)

さて、今日「4月5日(日)」はPasquaでした

昨日も書きましたが
パスクアとは復活祭の事です

そして、日にちは
その年その年で違いがあって
春分の日が終わったあとの満月の夜の次の日曜日です

ただ、これも西方教会や東方教会で
多少の違いがあるみたいです

まぁ、日程はややこしいですが(笑)
復活祭の日には
家族が集まって豪勢な食事をするらしいです

その時の食事に出る料理が
仔羊の料理だったり
鳩の形をしたパンだったり
色付けしたゆで卵だったりします

近くのスーパーイオンに行ったら
イースターエッグが売ってあったので買って来ました


ミッキーのカラフルエッグチョコと
コアラのマーチのイースターバージョンです
ただ、中身は普通の物と一緒でした(笑)

さて、
どうしてこんな感じで仔羊の料理なのかというと
仔羊には純潔とか純白とか意味があるとか
生け贄にされる事が多かった仔羊を
イエス・キリストに見立てているとか
イエス・キリストの時代に良く食べられていたのが羊だったから
とか、様々な説があるみたいです

あと、鳩は日本でもそうですが
平和の象徴として

色付けしたゆで卵ですが
これは、卵から新たな生命が産まれる事から
キリストの復活を意味しているとも言われてます

そんなパスクア料理ですが
イタリアに渡った最初の年に
物凄い衝撃の光景を目にしました

それは、
レストランでメニューとして出す為に
仔羊1匹丸ごとのお肉です

頭も付いていて
はっきり測った訳ではありませんが
人間の子供以上の大きさだったと思います

その丸ごとの仔羊を
シェフが丁寧に解体されてました

いやぁ〜
それ以来、羊肉が……
普通に食べる事が出来ます(笑)

前にも書いたと思いますが
むしろ、イタリアのレストランに行ったら
仔羊を好んで食べてました

まぁ、この時の解体と言っても
内臓は取られて無い状態で
血抜きもキチンとしてあったので
血が出る事も無く
大きめの肉の塊を解体しているって感じでした

ただ、頭は普通に付いていたので
あんまり、頭の方は見れませんでしたね

ちなみに、この時の料理ですが
コンフィにされてました

コンフィとは
豚の脂(ラード)で食材を煮込む料理です

パスクアが終わったあとで
余った料理を食べさせてもらいましたが
ふっくらとした食感で美味しかったです

普通、煮込み料理だと
食材の水分が抜けてしまうんですが
ラードで煮込むので
あまり水分が抜けなくて煮込む事が出来るらしいです

さて、そんなパスクアですが
イタリアではパスクアの次に日の月曜日には
パスクエッタと言って祝日です
別名「天使の月曜日」って呼ばれているみたいですが
このパスクエッタの日には
みんなでピクニックに出かける風習もあるみたいです

皆さんも
ピクニックというか
日本だと時期的には桜の季節なので
お花見に出かけてみてはいかがでしょうか?

あっ!
パスクエッタも祝日ですが
もちろんパスクアも祝日なので
この時期にイタリア旅行する際には
沢山のお店が休みになるので気をつけて下さいね(笑)

ネットでは気軽に仔羊肉が買えるみたいなので
来年のパスクアには仔羊料理を食べてみてはいかがですか?

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2 件のコメント:

まゆみさん さんのコメント...

前の記事のコメントに引き続き(笑
イエス・キリストは人類の罪をあがなうための生贄にされたことから
イエス・キリストが子羊に例えられたと言われてました。

卵は復活したイエス・キリストを象徴していたんですね。
イースターの卵というのは聞いたことがありましたが
それは知りませんでした。

祝日はお店もお休みなんですね。
日本とは全然違いますね。
日本では祝日にお店がお休みということはありませんよね。

ラム肉、昔は安かったのに、今はすっごく高くなりましたよね。
お店に来るお客さんも「ラム肉、高くなりましたね~」
って言っていました。
言われてみれば確かにそうでしたね。

Gabriel. さんのコメント...

まゆみさん
卵は生命の象徴とされていますが
マグダラのマリアが当時のローマ皇帝に
キリストの復活を伝える為に赤い卵を送ったって説もあるみたいです
どちらにしても、卵は大事なアイテムみたいですね(笑)

ラム肉は他のお肉と比べると高いですもんね
たまには思いっきり食べたいですが
なかなかそうも行きませんよね(笑)