あるイタリア語について紹介したいと思います
そのイタリア語とは
「mi raccomando」(ミラコマンド)って言葉です
この言葉に出会ったのは
イタリアに渡る前の事で
日本でお世話になったイタリア人の方から良く聞いた言葉です
意味は「頼んだよ」って事なんですが
念を押す様な感じのニュアンスになります
イタリアでも、日常会話で時々使われる言葉で
特にそこまで深い意味は無いと思うんですが
当時の周りの日本人の方が
「うわっ!ミラコマンドが出たぞ!
気合を入れて頑張ろう!」
ってなんか物凄く怖い言葉みたいに使われてました(笑)
と、いうのも
以前も書きましたが
イタリア人と仕事をしていると
敬語を使う事はほぼありません
イタリアで、若い料理人が
シェフに敬語を使っていたら
逆に使うな!って怒られていたくらいですからね(笑)
当時の日本で働いていた時も
敬語らしい敬語は使っていませんでした
と、いうか
もともとそんなにイタリア語が話せなかったんですけどね
「シェフ、このチッポラ(玉葱)タリアータ(切る)ですか?」
ってイタリア語と日本語が混じった会話になってました
そんな敬語なんて使わないし
イタリア人シェフという事で
年齢はかなり上ですが
友達みたいな感覚の職場でした
そんな職場だったのに
シェフが「ミラコマンド」って言うと
緊張が走るんですよね
多分、シェフも分かっていて
ミラコマンドって言葉を使っていたんだと思います
まぁ、実際の「mi raccomando」は
そこまで緊張が走る言葉では無いので
もし、イタリアで聞いたとしても
「頼んだよ!よろしく!」って
軽い感じで聞いて下さい
ただ、場面によっては
重要な意味もあるかもしれないですね(笑)
以上
ネタが無いので
イタリア語講座「ミラコマンド」編でした
4 件のコメント:
要するに、頼んだ、任せた、と言われることで
責任を負うことになるので緊張感が生まれるということでしょうか?
実際にはもっと軽い感じで使われているにしても、
時と場合によっては注意が必要なのは、日本語の場合にも
空気を読まなければならないのと一緒なのかもしれませんね。
イタリアにも、読まなければならない空気っていうものがあるんですね(笑)
呪いの言葉かなんかかと思いましたよ~。
より強調した、頼んだよ、って言葉になるってことですね。
『お前に任せたからなんかあったら責任取れよ』みたいな?
うちの主人、そんなようなことを、
最近社長さんに言われて、恐々としておりました・・・。
小町さん
日本語もそうですが
空気を読むっていうのは大事ですよね
当時のイタリア人シェフは
緊張感が出るってわかっていて使われていたんでしょうね(笑)
心姫さん
ある意味、言葉を聞くと呪われるくらいの緊張感でしたけどね(笑)
そうですよね
同じ「頼んだよ」でも言われた方によって変わりますよね
友達に言われるのと、社長に言われるのでは
全然違いますね(笑)
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