2015/07/08

シチリアの歴史

昨日の記事で
シチリア島のパレルモ周辺の建物が
世界文化遺産に登録されたって記事を書きましたが
今回は、そのシチリア島の歴史を少し紹介したいと思います

シチリア島の歴史は
紀元前8世紀頃にギリシャ人が入って来た頃に始まります

それ以前にも原住民がいて生活していたらしいですが
ギリシャ人の介入によって多彩な文化が生まれたみたいですね

学校の歴史の授業に出てくる
アルキメデスはこのシチリア島出身の数学者らしいです



コチラの写真は、
シチリア島の南にある
アグリジェントの古代ギリシャ時代の遺跡です


その後、古代ローマ帝国に属しますが
西暦440年頃には
ヴァンダル王国から占領されてしまい
さらに、その数年後には
東ゴート王国が攻めて来て占領されてしまいます

ただ、東ゴート王国時代には
東ローマ帝国も攻めて来て
東ローマ帝国の占領下になったり
東ゴート王国の占領下になったり
数年の間でコロコロと支配する国が変わって行きます

最終的に、西暦550年に
東ローマ帝国が二度目の占領をします

これで落ち着いたと思いきや
今度は、西暦827年頃にアラブ人が攻めて来ます

11世紀になると
ノルマン人が攻めて来て占領されてしまいます
この時に、ノルマン・シチリア王国が誕生して
昨日、紹介した
パレルモ周辺の建物が建てられたんだと思います


この後も
ナポレオン率いるフランス軍や
スペイン軍からも占領されるんですが
さっきから
攻めて来て……… 、占領されて………
って同じ様な文章なので割愛させて頂きます

で、どうしてこんなにいろんな文化というか
民族が入って来るのかというと
シチリア島がある位置的な物でしょうね

シチリア島は、ほぼ地中海の真ん中に位置していて
貿易や交通の要としてどうしても必要な土地だったんだと思います



これだけいろんな文化が入り込んでいるからか
シチリアの人達ってみんな親切というか
面倒見が良い人が多いイメージです

自分がシチリアで暮らしたのは
イタリアに来て半年経ったか経たないかくらいで
ほとんどイタリア語も出来なかったんですが
家に呼んでくれたり
遊びに行ったりして
かなり楽しい時を過ごす事が出来ました

シチリア島といえば
マフィアのイメージがあると思いますが
みんな優しくて素敵な土地です

せっかく世界文化遺産に登録されたので
興味がある方は是非シチリア島にお出かけくださいね

最後に、
シチリア島の民謡を聴きながらお別れです~(笑)

2 件のコメント:

まゆみさん さんのコメント...

なるほど、地図を見ると交易にちょうどよさそうな位置にありますね。
ちょうど日本で沖縄がアメリカ軍がアジア全域を見渡せるというのと
似ているような気がします。

攻めてきて・・占領されて・・と、
大変な歴史を持つところだったんですね。

在日韓国人の人が言ってましたが、
韓国も、中国やアメリカ、日本といつも占領されてばかりの国なんだと。
でもシチリアの人みたいにおおらかではないですね。
日本に対する恨みを子々孫々にまで忘れることがないようにと・・
学校教育でまでも憎しみを植えつけているというのですから
怖ろしいです。

シチリアの民謡もまた独特な味わいがありますね。

Gabriel. さんのコメント...

まゆみさん
丁度、地中海の中心に位置してますもんね
シチリアからだったら何処に行くにも便利ですよね(笑)

確かに、境遇は韓国と似ているのかもしれませんが、
シチリアの人たちは心が広いです
ただ、ちゃんとプライドはあって
シチリア人って事には誇りを持っています
その上で色んな文化が入り込んで
その文化も自分達の物にしているので素晴らしいと思います