Rさんのハロウィン・2014年

昨年も怪盗Rさんのハロウィンの話は書いたんですが、

今年もハロウィンの話を書きまし

まぁ、ハロウィン＝お菓子＝怪盗Ｒさん

って感じですね（笑）

昨年の話はコチラです

「Ｒさんのハロウィン」

それでは、今回の話をどうぞ！

この作品はフィクションです。

実在の人物、団体、事件などにはいっさい

関係ありません

「Trick or Treat（トリックオアトリート）」

今日はハロウィンという事で

色んな所から、子供達の声が聞こえて来ました

怪盗Rの一味である

ガブが部屋でのんびりしていると

ガブの部屋にもトリックオアトリートと声が聞こえて来ました

ドアを開けると

そこに立っていたのは、なんとＲさんでした

「トリックオアトリート！」

「って！ Ｒさん！

何をしているんですか？」

「トリックオアトリート！」

「えっ？ 

確かに今日はハロウィンですけど……」

「なによ！

トリックオアトリートって言ったらお菓子をあげないとダメでしょう！

早く、お菓子を渡しなさいよ！」

「えっ！ でも、

貰えるのは、仮装した子供達だけじゃ無いんですか？」

「別に法律で子供しか貰えないって決まっているわけじゃないでしょう！

私だって貰える権利はあるはずよ！

さぁ、早く渡さないとイタズラしちゃうわよ！」

「エーーッ！

でも、Ｒさんのイタズラって怖いから

分かりましたよ

せっかく後で食べようと思っていたお菓子をあげますよ」

お菓子を貰うと

Ｒさんは、別の標的を探しに行ってしまいました

「はぁ

Ｒさんにも困ったなぁ

気分転換にでもちょっと散歩に行こう！」

ガブが散歩に出て

しばらくすると、

向こうから魔法使いのyumeさんが怒りながら歩いてました

「あれっ？ yumeさん！

なんか、怒っているみたいですけど

何かあったんですか？」

話を聞いてみると

yumeさんも大事に取って置いたお菓子を

Ｒさんに持って行かれたそうでした

「まったく、Ｒさんにも困ったものだなぁー

あっ！ そうだ！ yumeさん！

Ｒさんを懲らしめてやりましょうよ！」

「ダメよ

そんな事をしたら、その後がまた怖いじゃ無い」

「大丈夫ですよ！

責任は僕が持ちますから

それに、今日はハロウィンなので

多少のイタズラは許さないとダメなんですよ」

ちょっとだけなら良いか！

って事で

ガブが考えたイタズラを

yumeさんの魔法でやってみる事にしました

準備が出来ると

早速、ガブはＲさんを呼びに行きました

「Ｒさん！ Ｒさん！

向こうでハロウィンのお菓子を配っている人がいるみたいですよ！」

「えっ！ そうなの！

ガブ！ 教えてくれてありがとう

私にもお菓子をください！」

予想通りＲさんは、

お菓子という言葉を聞いて

ガブがイタズラを仕掛けた方に走って行きました

しばらくすると

キャー！

というＲさんの悲鳴が聞こえて来ました

「やったー！大成功だ！

yumeさんにお願いして、

巨大なお菓子のオバケを出して貰っていたんだよね

これで、Ｒさんに一泡吹かせてやったぞ！」

ガブは急いでＲさんの後を追いました

「Ｒさん！

大丈夫ですか？

でも、これに懲りて

あんまりお菓子の事ばっかり考えたらダメですよ……って

あれっ？」

「キャー！

こんなに大きなお菓子なんて見た事無いわ！

これが貰えるなんて、私の日頃の行いが良い証拠ね

キャー！ 嬉しいわ！」

なんと、Ｒさんがあげていた悲鳴は

恐怖の悲鳴では無くて

嬉しい悲鳴をあげていました

おわり