さて、
ワタやんさんの事件簿はまだまだ続きます(笑)
昨日までの記事を読んで無い方は
先に①と②を読んでくださいね
ワタやん隊長の事件簿①
ワタやん隊長の事件簿②
それでは、
今回は、悪田のアリバイを崩す為の調査を終えた所から始まります
悪田のアリバイを崩すために
ワタやんさんは
東京を捜査
ガブは東北仙台を調査して来ました
「どうやら、
ワタやんさんの事件簿はまだまだ続きます(笑)
昨日までの記事を読んで無い方は
先に①と②を読んでくださいね
ワタやん隊長の事件簿①
ワタやん隊長の事件簿②
それでは、
今回は、悪田のアリバイを崩す為の調査を終えた所から始まります
悪田のアリバイを崩すために
ワタやんさんは
東京を捜査
ガブは東北仙台を調査して来ました
「どうやら、
悪田は東北仙台の駅近くの旅館に泊まったようです
女将さんに話を聞きましたが
間違いなく悪田本人が宿泊しています
あと、正確なチェックインの時間もわかりました
旅館に残された記録では
夜の11時20分頃になってます」
「うむ そうか!
こちらも、悪田の東京での生活を調べてみたが
共犯者になる様な人物は居なかった
分かった事と言えば
悪田の人付き合いの悪さくらいだな
初対面の人に対しても
偉そうな口調で話すので
誰からも親しくされて無かったみたいだ」
「あれっ? おかしいですね?
僕が旅館の女将さんに聞いた話では
めちゃくちゃ優しいイメージだったそうですよ
顔は怖いのに、口調が柔らかかったから印象に残っているみたいでした」
「なんだと!
それは、いったいどういう事なんだ!
普段は態度が悪いのに
事件当日は人柄が良いとは
ますます、あいつが怪しく思えて来たぞ」
「しかし、仙台って遠いイメージでしたが
アッと言う間に着きますね
これも、東北新幹線のおかげですよね」
「ガブ君!
それだ!
悪田は、犯行が終わった後に
すぐに新幹線に乗って仙台まで行き
自分にアリバイがある様に見せたんだ!」
「いやいや
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちょっと
今回は話が長くなって
ややこしくなってしまいました(笑)
さて、いよいよ次回は最終話です
全ての謎が解ける予定なので
楽しみにしていてくださいね
「いやいや
ワタやんさん
いくら新幹線が速いと言っても
東京-仙台間は2時間くらいかかりますよ
現場に残されていた時計から
犯行時時刻は夜の10時52分
仙台の旅館にチェックインしたのは11時20分
多少の時間はありますが
どう考えても無理ですよ」
「ん~~
そうだな、新幹線では無理か
それなら、飛行機はどうだろう?
新幹線よりも速いはずだ!
「ちょっと待って下さいね
時間を調べてみますね
………
………
おっ!
飛行機だと東京-仙台間は1時間程で着きますね
でも、それでも無理ですよ
だいたい、午後の仙台行きの飛行機の最終は
夜の18時55分みたいです
これはどう考えても無理ですね
ついでに、車を使って高速道路を走ったとしても
3~4時間かかるみたいなのでこちらも無理です
……
……
ワタやんさん
やっぱり、悪田が犯人じゃ無いんじゃないですか?
もう一度、現場をしらべて
他の推理で別の人物を探しましょうよ」
「絶対にあいつが犯人なんだよ
必ず、アリバイトリックを見抜いてやる
まぁしかし、もう一度現場を調べるのは良い考えだな
良し! 現場に戻ってみよう!」
二人は、現場に戻り
また、一から調べ直してみましたが
新たな証拠は見つける事は出来ませんでした
「ワタやんさん
どうします?
これ以上探しても無駄な感じがしますよ」
「確かに、時計以上の証拠は出て来ないみたいだな
ん?
根本的な事だが、その時計はちゃんと動いていたんだよな?
もともと、電池が入って無かったってオチは止めてくれよ」
「大丈夫です
前日の夜にはちゃんと動いていたとオーナーさんの証言があります
電池も自分で一週間前に交換したばかりで
電池切れで止まったって事も無いです」
「時計は間違いなく
犯行時時刻を示しているのか~
ところで、その交換した電池はどこに行ったのかな?
信用しない訳では無いが
オーナーが帰った後に時計が壊れたとか
電池が思ったより早く切れたとかあるかもしれない」
「えっ
そんな事あるはず無いと思うけどなぁ
まぁ、探すだけ探してみますよ
しかし、なんでこんなに部屋を荒らしたんでしょうね
宝石を盗むだけならここまでやらなくても良さそうなのに
捜査する方も証拠を探すのが大変だから止めて欲しいですよね」
「うむむむ~
悪田が犯人として
外部からの侵入をアピールしたにしては
ここまで荒らす必要もなさそうだが……」
「あっ!
ワタやんさんありましたよ電池
棚と棚の間に入り込んでました
……
……
ふぅ、やっと取れました
それじゃ、時計に入れてみますね
チックタック
チックタック
ほら!
ちゃんと動いてますよ」
「このままは、悪田は犯人では無いって事になるなぁ
やはり、他に犯人がいるのか………」
「えい! えい!
クソ! なんだよこれぇ〜!」
「ガブ君
いったいどうしたんだね?」
「入れた電池が取り出せないんです
えい えい!
指紋を付けないように
手袋もしているので難しいんですよね
えい! えい!
ポンッ!
ハァー、やっと取れました」
「電池を使う家電は、
すぐに電池が抜けない様に取りにくい物も多いからなぁ
事件が起きた時にその電池が取れていたって事は
よっぽど凄い衝撃で落ちたんだろうな
……
……!
ガブ君!
すまないが、これまでの事件の経過を詳しく教えてくれないか!」
「えっ?
あっ、はい良いですよ
まず、事件が起きた当日午後8時過ぎにオーナーの金持さんが
ジュエリーショップに鍵をかけて帰られました
その後、時計の証拠から事件が起きたのが10時52分頃
まぁ、犯人はその時刻よりも早い時間に
トイレの窓を破り進入したと思われます
そして、次の日の午前8時頃にオーナーが出勤されて
荒らされた現場を発見されたそうです
あと、現在の容疑者の悪田ですが
当日の仕事は午前中のみで
午後から仙台に遊びに行ったと言ってます
ちなみに、午後11時20分に旅館にチェックインしてます
午後8時ーーーーー10時52分ーーーーー午前8時
(オーナー帰宅) (犯行時刻) (現場の発見)
※ 11時20分 (悪田・仙台)
時間の流れとしてはこんな感じですね」
「うむ
続いてすまないが
東北新幹線の時刻表を調べてくれないか
午後8時からの東京発を教えてくれ!」
「えーっと
8時からだと
東京発ーーー仙台着
20:44 22:46
20:56 23:03
21:36 23:07
21:44 23:47
22:12 23:52
以上ですね
でも、これがどうかしたんですか?
悪田は、事件が起きた時には
すでに仙台、もしくは仙台の近くに居たんですよ
だから、新幹線でも無理なんですよ」
「いいや、ガブ君
おかげで犯行のトリックが分かって来たよ
あとは、証拠を探すだけだ!
多分、あそこに行けば何かしら証拠が残っているはずだ!
その間、ガブ君にお願いがあるんだ」
「えっ?
僕はそれを調べたら良いんですね
分かりました
調べておきます」
「うむ
それでは、また明日
悪田の所で落ち合おう」
そう言うと
ワタやんさんは駆け足で出掛けて行ってしまいました
つづく
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちょっと
今回は話が長くなって
ややこしくなってしまいました(笑)
さて、いよいよ次回は最終話です
全ての謎が解ける予定なので
楽しみにしていてくださいね
8 件のコメント:
悪田がわざともっと早い時間に部屋を荒らして、
時計の針も回してから電池を抜いて
棚の間に投げ込んだのでは?
まゆみさんの推理と同感だけど...
でも、悪田ではないような気もするんだけどなぁ~
この、トリックちょっと頭を使いますね(笑
長編ミステリーですね。
いよいよ迷宮状態に・・・
他に怪しい人物も居ないし、やっぱり悪田がアリバイ工作したのかな?
謎のうちのひとつは他のジュエリーには手をつけてなくて
金庫の中のダイヤだけを盗まれたこと。
他のジュエリーじゃなくてどうしても
それじゃなければならなかったわけですね。
そこが謎ですね。
もうひとつは旅館に行った悪田は愛想のいい人だったこと。
やっぱり仙台に行った悪田は別人で共犯者だったのでは?
女将さんに写真を見せて確認したわけじゃないんでしょう?
あと30分もすれば解決するのかな?
そろそろ更新の時間だし(笑
まゆみさん
果たしてまゆみさんの推理は合っているのかな?(笑)
最終話を読んで答え合わせをしてみてくださいね
yumeさん
さぁ、本人は誰でトリックはどんなトリックなんでしょうね
今回は、時刻表とかも書いたので
かなりややこしい感じになってます(笑)
なこさん
ちょっと今回は話が長くなってしまいました(笑)
今回は登場人物が少ないので
犯人当ては簡単だと思います
その分、トリックが重要です
まぁ、意外と簡単ですけどね(笑)
まゆみさん
待たせたみたいですね(笑)
早速、最終話を更新したので読んでくださいね
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