怪盗Ｒさんのお正月

さぁ！
2014年、今年初の怪盗Ｒさんシリーズです（笑）

今回は、やっぱり時期的な物として
お正月を舞台に書いてみました

それでは、さっそくどうぞ！

この作品はフィクションです。

実在の人物、団体、事件などにはいっさい

関係ありません

「Ｒさん
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします」

「みんなおめでとう！
今年もよろしくね」

「ところで、Ｒさん
今年の目標は何ですか？
やっぱり、世界中のお菓子を食べる事ですか？」

「違うわよ
そんな、世界中のお菓子を1年では食べれないから違う目標にしたの」

「えっ？
じゃあ、何ですか？」

「今年の目標はね
決して怒らないよ」

「ホントですか？
本当に怒らないんですか？」

「当たり前でしょう
今年一年は、これを目標にお菓子を食べつくすのよ」

「どう思う？
きっと、3日坊主だと思うよ
お正月の三が日を過ぎる頃には怒っているんじゃないの？」

「いや、今年は、結構本気みたいだよ
さっき、今年もまた1歳年齢を重ねますね
って言ってしまったんだけど、怒られなかったもん」

「Ｒさんが年齢の事で怒らないなんて凄い事だよね
やっぱり、今年は本気なんだね」

そんな話をしながら、
時間が過ぎて行きました

用意されていた
おせち料理もほとんど無くなって来ました

「いやぁ～
今日も食べて、飲んだね
そろそろ、帰らないといけない時間になって来ましたね
あれっ？
ところでＲさんは？」

「さっきまでそこに居たのに？」

すると、キッチンの方から大きな声が聞こえて来ました

「何だ！何だ！」

「何で、おせち料理にお菓子が入って無いのよ！
怪盗Ｒの集まりには、お菓子は必ず必要でしょう！」

「でも、
普通、おせちには、お菓子は入って無いですよ」

「うるさい！
そんな事で、怪盗Ｒの一味は勤まらないわよ！
お菓子くらい事前に準備するのが当たりまえでしょう！」

ガオー！

「うわぁ～
今年は怒らないって言ってたのに、
やっぱり、お菓子の事になると怒るんだ！」

おわり